花を植える

畑に、ひとつひとつ手作業で花の苗を植える。

きれいな花畑は、事前の準備と、小さな作業の積み重ねでできている。

 

配る係り、植える係りの分担ですすむ。

苗を運んでくる人が配る場合が多い。その他の人は、ひたすら植える。

しゃがむと、体が当たって花を傷めるかもしれないから、基本しゃがめない。

 

それ以前に、ベテランさんがしゃがまないから、見習う。

農作業全般、普通、しゃがんで仕事をしない。

 

 お決まりの

しゃがまない=中腰=腰が・・・

 

お決まりの、痛いコース。

 

農家の人は、どれだけ体が丈夫なの。

腰も痛いけど、太ももの裏、股関節、ふくらはぎ。

どこもかしこも、おかしくなる。

 

 ヒヤリ

同じ花でも、色違いを何列か植える。

途中足りないところがあれば、自分で苗を取ってきて植える。

 

まだ、つぼみの状態の花苗。

見ただけじゃ、色の違いはわからない。

 

ひたすらに植え続けていると、植えること以外の約束事が、すっぽりぬけ落ちる。

 

持ってきた苗を植える⇒担当者に色を確認される⇒色?⇒色の確認!してない!

⇒おかしな汗 たぶん、大丈夫。近くから持ってきたから。たぶん。

 

みんな、一度はやってるはず。

 

もはや、どこに植えたかわからなくなった頃、数が足りないと言い出された時には、

秘かに絶望をかみしめる。

いつでも、自分が、やってしまったかもと思う。