先日、国立新美術館「ミュシャ展」へ行ってきました!

 

 

ミュシャといえばアール・ヌーヴォーの巨匠。

有名なのは、ポスターですね。

 

四つの花 1897年 堺市

国立新美術館 開館 10周年・チェコ文化事業
ミュシャ展公式より

 

 

 

 

けれど今回の展覧会の主役は
晩年の大作、スラヴ叙事詩

 

 

正直、ポスターに比べ馴染みもなく

それほど予備知識や関心がありませんでした。。

 

 

 

今回の展覧会は
6メートル×8メートルの巨大作品。

 

 

発見後、ずっと非公開で
2012年からプラハ国立美術館にて一般公開、

そして今回が「国外世界初公開」

 

という貴重な機会なのでした。

(馴染みないのもあたりまえですね。。)

 

 

とにかく

全20作品が一堂に!

 

 

 

大きな絵。。写真撮影可能の作品もありました。

 

 

スラブ叙事詩は、
「彼自身、ムハ」の人生をかけた作品。

スラブ民族の歴史の象徴画。

 

それが「人気作家ミュシャ」との違いです。

 

 

 

 

なぜ、彼は「スラブ叙事詩」を描いたのか? 

 

島国の日本に生まれ、育った私からは想像もつかないくらいで。

でもスラブ民族への「想い」がある。

そのことくらいしかわからないのですが。

巨大な絵に対峙することで

ほんの少しでも「なにか」感じられるかもしれない。そんな想いで鑑賞しました。

 

 

ポスター画では女優、サラベルナールなどを描いていた一方で

スラブ叙事詩では、街中の村人たちがモデル。

一人一人にポーズをお願いし
写真に撮って下絵を描いて、、と

「一般の人」を大切にしていたそうです。

 

 

王様や英雄が居ても、光は「一般の人」に降り注いでいます。

 

 

色合いも、グレイッシュトーンが中心。

様々な光のトーンが

様々な立場の人や状況を表しているようです。

 

 

ご自分の娘がモデル。

 


その世界に浸る。

 

絵が歴史になり

重なる想いが色となり、最後はハーモニーに。

 

虹がかかりました。

 

 

 

 

原画はやっぱりいい!

 

大きいというのもあり、

しばし壮大な歴史の参加者になったよう。。

 

迫ってくる臨場感でした。

 

 

NHKのテレビでも観ましたが、
この大きな絵、巻いて運んでいるのですね。
運ぶだけでも大変。そして20作品の展示まで、、

 

頭が下がります。

 

 

 

ミュシャ展公式より

 

 

 

日本で、このような機会をありがとうございます。

 

 

 

さて、今回は、チェコビーズ大好きなアクセサリー作家、

DECORAさんとご一緒に。

 

 

 

鑑賞後は、新美術館ちかくの素敵なカフェで
一息。

 

 

 

 

好きな画家や映画、音楽は

自分スタイルとつながっています。

 

 

今回は

ミュシャ、ムハの、作品と心に刺激され

 

ファッションやアクセサリー
色やデザイン。。

 

私たち目線から見た、ヨーロッパの話、あれこれ、、

 

 

話はつきない!です。

 

DECORAさん、新しい作品コンセプトを発見。

絵から、色彩から

自分の目指すイメージや

配色のコンセプトが見つかることも多いですね。

 

お仕事に、日常にアートの世界を役立ててもらいたいです音符