日光竹久夢二美術館をしばし散策

美人画だけでなく、

雑誌の表紙、挿絵、装丁、デザイン画、、子どもや女性向け

素敵な作品が多く小さい美術館でしたが満喫⭐️

 

 

 

竹久夢二といえば

子どもの頃、父からのお土産、夢二の絵が思い出。

 

 

「立田姫」

赤い着物が女性の象徴。印象的です。

 

 

夢二の描く絵は、ある意味特徴的。

くねっとしていて

子どもの頃はその細さ、繊細さが、

「なんだか弱々しいなあ」(ロマンチックすぎる)(古めかしい)と

さほど魅力を感じることなく。。

(どちらかというと、*中原淳一の前向きさが好きで)

 

 

でも随分大人になり、

(私なりに)悩み試行錯誤も重ねてきた今となると

夢二の絵に、親しみが感じられるようになりました。

 

 

 

 

「長崎十二景」

白くスラリとした背中。

この作品は館長で女将の臼井さんが女性の人生だ!と感銘をうけた絵。

 

 

 

 

 

「若草の少女」

少女にして物憂げな雰囲気

色使いがモダンで素敵。

 

 

日常を切り取った、背中、横顔から

一人の女性の「物語」がほんのりと漂ってきます。

 

 

「若い、見た目が綺麗」そんな

わかりやすいカタチや美しさ、

「完璧さ」を求めるというよりも。

 

あくまでも日常を過ごす中での

複雑な想いや喜び、悲しみが

しぐさや表情となって醸し出された美しさ。

 

現代とは違う、大正、昭和の時代ですが

親近感があって、見ていると、

なんだか動きだしそうな感じがします。

 

「その時」だけでなく、「それまでも」も含めた「奥行き」。

日常の「抜け感」が

夢二が描いた女性の魅力、美しさ、色気なのでしょうか。。

(言葉にうまくならずカッコばかりですみません)

 

 

こういう絵を見ていると

人の魅力は様々だなあと改めて感じます。

そして自分自身も

なぜ美しいか?問いかけることで

どうありたいか?その道標にもなります。

 

 

深みがあり、さりげなく

漂う魅力、美しさ。目指したいものですね。

 

 

 

女心をうまく捉え、表現した夢二は、

さぞかし女性にモテただろうな。。

 

 

 

 

 

*「日々の暮らしの中にこそ 真の豊かさや美しさがある」

 (中原淳一)

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