これは観なきゃ!と
早々に前売り券を買っておいたのに
すっかり遅くなってしまった、映画。。



先日来日もした、
ディオール オートクチュールデザイナー
ラフシモンズの ドキュメンタリー。





ディオールと私




自分とは縁がない、きらびやかな世界、、
だからこそ?
なんか 気になるショーの内幕、、

そんな、軽い気持ちで観たのですが、




「意思疎通が難しい」 と思われていた
お針子さんとの交流が 日に日に深まり
最後には皆のチカラがショーに結実する姿に
私も入り込んで 感動しました!




ショーの成功、
最高の服づくりという目的に向かって


年齢、立場が違い、
文化も違う人たちの

違いや得意を尊重しながら、
まとめていくには、

友達のように「仲良くなる」
やみくもに「交流を深める」だけでは難しい。




なによりも、


自分の内なる声を信じる。


今まで考えられなかったようなこと、

お針子さんたちからすると
不可能!と思えること、、

(8週間で準備をする)
(絵画をプリント地に再現する)
(ショーの会場を花で埋め尽くす)に
チャレンジする姿



そこに、私も勇気づけられたし、
お針子さんを巻き込んでいくパワーがあったのでしょう。



一方で



世界のブランドであり
確固たる伝統がある、ディオール。

今までの顧客を失望させてはいけないし、
かといって
そのまま継承だけしていくのでは
抜擢された意味がない。




その伝統を尊重し、カラーを保ちながら
どう自分の想いやスタイル、
未来のブランドの姿を融合していくか?



「ほんとうに出来る?」
「受け入れられる?」



自分との、不安との闘いで、
最後の最後まで
緊張を隠せない、繊細な姿。
お針子さんや周りのスタッフに勇気づけられている姿。
なによりも
創始者のディオールの影がいつもついている。。




そこもくっきり 映像化されていて、



「こんなに才能があって、
 成功し、認められている人でも
 悩むんだ、、緊張するんだ、、」
と驚きました。







一人で闘いつつ、でも、
一人だけで がんばっているのではない。


与え、与えられている そのエネルギー、それは、

この映画のように、
大舞台やきらびやかな世界だけのものではなくて。

私たちの日常生活で
いつも引き起こされていること。なのでしょうね。




なにかチャレンジしたい、
これからも していきたい。

そんな方に、、


トップレベルの人でも
こんなに努力し、悩んでいるんだという姿は
とても勇気になると思います♪