私の好きな日本画家、東山魁夷画伯の作品『白い朝』です。
ネットから拝借しました。
続いて画伯の本 『四季めぐりあい 冬』 より
『白い朝』
朝、窓をあけると、一面の雪である。
きじばとが一羽、
羽をふくらませて、じっと枝にとまっている。
白の中の、その孤独な姿。
東山画伯のこの詩画集は、表現者としての彼の研ぎ澄まされた感性をひしひしと
感じることのできる作品です。
雪の日に、ふと、画伯の絵と言葉で紡がれた世界が恋しくなり、久しぶりに
ページをめくりました。
すると、まるで癒しの音楽を聴いているかのような錯覚に陥りました。
同じ詩画集からもう一つ紹介します。
『白い嶺』
今夜は冴え渡る月の光の下で、
舞踏会が開かれる。
山の樹々は、
思い思いの白い衣装を着けて集ってくる。
暦の上では立春が過ぎ、だんだんと日照時間が長くなり、春めいた陽射しも
多くなることでしょう。
先月降った雪も、今では駐車場の片隅や日陰や畑や土に残すばかりとなりました。
先月末に撮った雪の様子です。
インフルエンザが流行し始めたようです。
人の集まる場所に出かけるときにはマスクを、帰宅時にはうがい手洗いを
お忘れなきように。
ではまた。
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