暑かった夏がいつの間にか終わり、季節は秋ですね。 真夏の登山を振り返りたいと思います。

まずは、谷川岳へ向かう前のウォーミングアップで一ノ倉沢へ。
最初は雲がかかっていて残念でしたが、
 
じきに青空が見られました。

 

 
残念ながら稜線までは見られませんでしたが、谷間の残雪は
自然の厳しさを教えてくれ、身が引き締まる思いがします。

  
ウォーミングアップを終え、ロープウェイに乗り天神平へ。

 
次にリフト(写真右側)に乗って、


 
いよいよ山頂へ向かいます。


登り始めてすぐの辺りにはフジバカマが咲いていました。
下の方にうっすら見える建物はロープウェイ乗り場です。
 
50分から1時間おきに10分から15分くらいの休憩をとり、登っていきます。高校時代の山岳部で覚えた多分ベストな休憩の取り方です。私にとっての山登りの全てはこの時代に学んだものです。

私がはじめて心から”山っていいな”と思ったのは、高校卒業したあと、部活や競技(高校総体なんかにも出ていた強豪校でした)を離れて谷川岳に登った時でした。
それまでは、山や自然の良さが分からなかった。
大学時代にも一時期山岳部に属しましたが、高校時代が本格的過ぎたせいかつまらなく感じたため辞めてしまいました。
社会人になって何年かは、バイクの方が楽しくてほんのたまにしか山に登らずに過ごしていましたが、バイクを離れた頃から”山に登りたい”気持ちが再燃してきました。
そして、ようやく、山や自然の良さを本当に知ることとなったのです。

 
なぜ、苦しくてつらい思いをしながらも、この頂を目指すのだろう、と考える。
ちっぽけな自分にできる数少ない達成感を得られる瞬間を感じるため、素晴らしい風景と出会えるから、雑多な日常から離れ、気持ちをリフレッシュするため、
などなど。人それぞれ思いは異なるでしょうけど、山頂に立った喜びは皆同じだと思います。
その喜びが一瞬にして苦難へと変わっていった御嶽山噴火。
なんともやり切れない思いが身を貫きます。
自然災害から、私たちは逃れることはできないのですね。


さて、8月下旬の谷川岳で、私はそんなことを少しも考えずに
たくさんの高山植物に癒されてきたのでした。
 

 

 

 


この写真は、山頂近の登山道から眼下に見える雪渓です。
 
両脇はガスで見えませんが、切り立った崖です。
 

 

曇りがちなお天気でしたが、時々は青空も顔を出してくれました。
 
肩の小屋。屋根と外装がリニューアルされていました。
風雪にさらされて、傷みも早いのでしょう。
小屋の主は最近の遭難者の様子などを登山者に話していました。遭難者が少しでも減るように啓蒙活動に余念がないのだと思います。
 

美味しいお昼ご飯をいただき、下山しました。

下山しながら振り返ってみた山頂です。怪しい雲が覆い始めていました。
山にいる間は雨に降られずに済んで良かったのですが、帰宅間際の車中でものすごい雷と雨にあいました。
 

 フジバカマの咲くロープウェイ乗り場周辺です。
 
 
 ブログの更新が随分と遅くなってしまいました。言い訳ですけど、この夏、取り組んでいたことがありまして、そちらへエネルギーを注いでいたからです。
以前にブログで紹介したこともある『スピリチュアル・ケア』の研修を受け、課題をこなし、自分なりにほんの少しだけど成長できたような気がしています。(実はまだ最終課題の一部を提出できていませんが。。)


スピリチュアル・ケアについてのアップはもう少し時間がかかりそうです。メッセージをくれた方もいましてお待ちいただいているかもしれませんが、お伝えできる準備ができ次第、お伝えしますね。


というわけで、次回は 9月末の自然園 の様子のアップを予定しています。