最近旅行のガイドブック以外本を買ったことがなかった。それも楽天ブックでポチってる📚
個人の本屋さんが売れなくなって潰れていくお店がたくさんあるとか…
今年の本屋大賞は4月10日に発表されました。
そして膳所在住の宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りに行く」が大賞に決定しました。
その様子を待ち構えていた滋賀県膳所駅に集まった人たちのニュースを見て、えー滋賀県在住の新人の作家さんが大賞を取ったんだ❣️と初めて知りました。そしてこの本がとても滋賀に密着していることを知り読みたくなりました。
本屋大賞とは。
本屋大賞の設立の経緯
売り場からベストセラーをつくる!
本が売れない時代と言われます。出版市場は書籍、雑誌とも年々縮小傾向にあります。出版不況は出版社や取次だけではなく、もちろん書店にとっても死活問題です。 その状況の中で、商品である本と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が、売れる本を作っていく、出版業界に新しい流れをつくる、ひいては出版業界を現場から盛り上げていけないかと考え、同賞を発案しました。
概要
書店員の投票だけで選ばれる賞です。
「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。 また「本屋大賞」は発掘部門も設けます。この「発掘部門」は既刊本市場の活性化を狙ったもので、過去に出版された本のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと書店員が思った本を選びます。
(お借りしました)
本屋大賞は著名人ではなく、本屋さんの店員さんが選ぶ賞なんです。
それなら楽天ブックでポチったり、メリカリで中古を買ったりせず、ちゃんと本屋さんで買わなきゃ。
彦根駅前、アルプラザ6階の大きな本屋さん平和堂書店に向かいました。
もちろん1番手前に特設コーナーがありました。
滋賀の英雄西川貴教さんも応援メッセージ。
ん?宮島未奈さんのサイン✍️もしかしてここでサイン会あったの?まあ、つい最近までこの本の存在すら知らなかったんだからサイン会を知っても来てないよね
続編『成瀬は信じた道を行く』も出ていました。
とりあえず『成瀬は天下を取りに行く』を1冊買いました。
本屋大賞受賞の帯付きです📕
最近LINEマンガばかり読んでる私。時間の無駄だとわかっていますがとてもハマってしまった…課金こそまだしないでいるけど毎日なたくさんの漫画を読むことを楽しみにしている。
だから本の活字を読む事に慣れない…
1日目は大津西武百貨店閉店の話だけ読んだ。
西武鉄道創設の堤康次郎は滋賀県出身。
そのため京都に隣接しているにもかかわらず、大津に西武百貨店を建てた。滋賀県唯一のデパートでした。そして大津市と彦根市にプリンスホテル、長浜市に西友楽市楽座ができた。あの頃の滋賀県は活気付いていて、他府県からもたくさん遊びに来ていたのに、堤会長の悪い噂や業績不審でほとんどの施設を売却してしまった
私は北の端に住んでいたから、大津西武に行くより、京都近鉄に行った方が便利だったため、そこまで大津西武に思い入れはないけど、小説の主人公の成瀬あかりの気持ちはすごくわかる。きっと私が膳所に住んでいたら、大津西武の閉店はとても悲しかったと思う。
そして田舎意識の強い滋賀に住んでいながらこんな個性的な女性にはすごく憧れる反面、周りの人たちの彼女への扱いもよくわかる。
次の日、残りを全部読んだ。
難しい本ではないのでよみやすい。
滋賀県が大好きな人にはとても共感できるけど、全国の人たちにこれほど話題になったのは、やっぱり成瀬あかりの個性だろうな。
目標が叶わなくても口に出してそれに向かう。なんかいいな。私も周りの人にプラス思考が強いってよく言われたけど、口に出さないと叶わないことはたくさんあると思う。ちょっと似てるかなって自惚れてしまった
すべてを読み終わり、湯船に浸かりながらぼんやり、
『あー私も何か描きたいな』
って思ってしまった。
実際それが実現できるかどうかは置いておいて、そんな気持ちになった小説でした📝
今は相方が読んでますが、彼は私より滋賀に思い入れが無いからな…
通りがかった書店のドアにもポスターが‼️
滋賀が盛り上がるのは嬉しい
また続編買ってこよう📕