フィレンツェのウフィッツィ美術館の中

「カラヴァッジョのバッカスをじっくり観たい」

という同行者の希望で この絵を探すが

しばらく館内を彷徨ってしまう ...

で、ようやくエリアに辿り付けた!

 

入室した途端、目に飛び込んでくる

 

   

バッカス      カラヴァッジョ 1596年ごろ

 

暗い背景から浮き上がる艶めく半裸の身体

虚ろな視線をこちらに向けている

 

『あなたも一杯 どう?』

 

いくらワインの神さまに扮してるとしても・・

君、ふざけてるの?

 

   

 

自画像とも 恋人をモデルにしたとも言われるが、

カラヴァッジョはこの他にもバッカスを主題に描いており

どれもが物議を醸している

 

1500年初頭に描かれたジョバンニ・ベッリーニ作の

可憐なバッカスを思い浮かべると、

¨90年で、なんて進化!¨ 

と失笑してしまう

 

↓ ジョバンニ・ベッリーニ作のバッカス

   

 

カラヴァッジョといえば 喧嘩っ早く破天荒が過ぎて

身を持ち崩したことで知られるが、

圧倒的な写実表現でイタリア絵画の

バロック期を先導した天才である

 

後年ヨーロッパ各地に伝播する

クレール・オプスキュール (明暗技法) 旋風の

きっかけを作った重要なポジションにもある。

世に言う カラヴァジスム である。

今でもヨーロッパで 美術系学生の

論文の主題に選択されたりしている

 

ご本人には

『カラヴァジスム・・そりゃ なんだい ??」

といったところだろう。

『酒瓶が空だよお〜』

 

彼の故郷のミラノ周辺でも

葡萄の収穫の真っ最中である🍇