昨夜はビルボード横浜での涼風真世さんのLIVEへ。

40th Anniversary Live  Time to shine "Fairy"

涼風真世さんのステージはお初。

 

 

 

 

 

 

なんと表現して良いか言葉で表現することが難しい。

歌の上手い人、景色がみえる人はたくさんいるけれど、

彼女の歌、一人芝居のショートストーリーを見ているかのよう。

ひとつひとつ言葉に生命が宿り、音と高低はもちろん、

声の質感・響き・・・すべてが数珠球のように変化する。

その彼女の世界観の中に自然に引き込まれ?飲み込まれ?自分自身も何かそのショートストーリーの一部になったかのような錯覚が起きる。

これは音源でも同じ。

こんなアーティストはなかなかいない。

初めて彼女の歌を音源で聞いた時、安全地帯の歌?『Friend』

尾崎豊を初めて聞いた時と同じように魂掴まれた(苦笑)

 

年齢のことは言うのはなんだけれど、彼女の年齢であんなに声が出るのってすごい。

男役の低音からソプラノまで。

過去の映像とかを聞いてても、若い頃より音域が広がっている。

天賦の才能に加えて、とてもつない日々の努力と自己管理が徹底しているんだろうなぁ。

 

宝塚男役トップスターの底力をみたような気がした。

そして、彼女は自分を最大限に輝かせる魅せ方を知ってるんだなぁと。

 

表現の様式は違うけれど、美輪明宏さんの歌をふと思い出した。

華やかさの質は違うけれど。

とにかく幸せなひとときだった。

このご時世、チケット取っていたミュージカルやお芝居も中止になってしまったりで、コロナ禍に入ってから生のエンタメは2度目。

 

 

 

なぜ、私が涼風真世さん?宝塚?

去年の晩秋、Youtubeで偶然に出てきた、彼女の宝塚時代の

『ル・ポアゾン』!

これを見て、涼風真世にはまってしまった(笑)

宝塚は母親が大好きだったので、子供の頃から耳から入ってて、

往年の歌やらはたいてい知ってる。

私は30代になって、母と1度一緒に行ったぐらい。

たしか、花總まりさんの退団公演だったような・・・

 

なーんでオスカル見なかったかなぁと、動画見てて思った(苦笑)

子供の頃からベルバラ大好きだったのに。

と思ったが、、、

ミュージカルは子供の頃から高校生ぐらいまでは母と共にたくさん

行ってたけど。

母は美輪明宏さんの歌を銀巴里に聴きに行ったり、宝塚では越路吹雪さんや上月昇さんとかが好きな世代。

 

考えて見たら、あの頃、私、前衛的な芝居とかばかり見てたんだよなぁと思い出した(笑)(笑)

80年代終わりから90年代、世はバブル後半、断末魔のような華やかさ、大学生の私もキラキラしたものを身にまといジャラジャラと

生きていたが、、、

寺山修司・渋澤龍彦・三島由紀夫の本を読み、美輪明宏の

毛皮のマリーが大好きだった。

あ、美輪明宏さんの舞台も母と行ってたなぁ。

まぁ、宝塚のキラキラに目が向かなかったのは仕方がないか・・・(苦笑)

 

Youtubeのおかげで涼風真世さんの宝塚時代の映像も退団してからのミュージカルや歌の映像もたくさん見た。

Youtubeさまさま。

 

次は秋の『エリザベート』かな。

あー、彼女のトートを見て見たかったなぁ。