シャンプーバーの作り方 | 手作り石鹸 松崎ひさ子のブログ

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もうここ数年ブームである

固形シャンプーandバー!!

 

お問い合わせもたくさんいただきました。

 

 

雑誌とかにもかなり広告が出ていたイメージですね。

 

エティークのものが一番露出度高いかなと思いましたが、

調べてみるとたーーーーーくさん、さまざまなメーカーさんから

販売もされています。

成分もいろいろ見てみましたが結構さまざまあります。

 

でも多くはSCI ココイルイセチオン酸ナトリウムと、

BTMSベヘントリモニウムメトサルフェートを使用したもの。

 

 

 

 

 

 

メインの材料は、

ココイルイセチオン酸ナトリウム

 

 

とても泡立ちが良い弱酸性の洗浄成分

 

アミノ酸石鹸やアミノ酸原料は、

泡立ちが比較的良くないものが多いのに対して、

 

イセチオン酸Naは、とても泡立ちが良い

かつ弱酸性なので頭皮や髪を洗うのに適しているのかなと。

 

やっぱり髪を洗う時には、顔や身体以上に泡立ちが気になるもの。

 

私のアイテム、

バブルアイスクリームバーにも使われています。

 

オールインワンバーなので、

髪や肌にも使えるんです!!!!!

 

オールインワンってあまりイメージが良くないかなぁと思います。

髪は軋むんじゃない?肌に使って大丈夫?と。

 

私は、メインの用途はシャンプーバーとしてお勧めしますが、

地肌や肌にも優しいという観点から材料を選別したので、結果的に身体や顔も洗えるものとなっています!

 

 

まず、髪に使うと

すっきり、滑らか

非常に泡立ちが良くて、すっきりとした洗い心地。

相性ぴったりなコンディショニング成分のおかげでとても滑らかで軋み感はほぼゼロ。

 

通常のシャンプーバーは、軋みを取るために、

コンディショナーだけでなくシャンプーにも、

BTMS(ベヘントリモリムメトサルフェート)=カチオン界面活性剤を使ったものが多いのですが、

私のバブルアイスクリームバーはカチオン界面活性剤を含みません!!

別のカチオン成分を配合しています。

 

 

肌に使うと、

ツルスベ

ツルツルすべすべの肌に!!!

とにかく泡立ちがいいので、

モコモコと楽しいです。

 

 

アイスの形は色も模様も何通りもできるから、

作る楽しみもあります!!

 

 

 

 

 

 

 

 

これはブランブルベリー  のシャンプーバーのレシピをオンスからgに直したもの。

(少し調整してしまったかもしれません。)

そう、アメリカのレシピってozオンスがまず、

日本人には読みにくい。ってか全然わかりにくいw

 

 

私はエクセルで自動換算の式を入れてます。

 

1オンスは、28.5gです!

 

 

SCIココイルイセチオン酸ナトリウム

 Sodium Cocoyle  Isethionateの略です。

こちらもパウダーやヌードルなど形は様々。

濃度も異なるものがあります。

80-85%のもので、大体全体の65%が上限目安となります。

 

 

コカミドプロピルベタインは20パーセント程度入れると泡立ちが良くなるので、

残りを別の成分で硬さやなめらかさなどを調整していくイメージになります。

 

それだけで85パーセントなので残りは15%ですね。

ここに油分や有効成分等を入れ込んでいきます。

 

加熱する作り方のバータイプだと硬さと保湿を固形の油脂でまかなっています。

硬さのあるココアバターが最適でしょうね。このレシピだと3%。

油分は乳化剤なしで増やしていけば、やや泡立ちが悪くなっていきます。

あとはココナッツオイル等もヘアケアやなめらかさと硬さを出すために良いと思います。

 

パンテノールも髪がサラサラになるのでおすすめです!

今回私のバブルアイスクリームバーには入っていないけど、できれば入れて作ってもいいかな?

というおすすめの成分です!!

 

BTMSベヘントリモニウムメトサルフェート こちらもさまざまな種類がありますが、

50というのはこの成分が50%含まれるということを意味しています。

残りはBGだったり高級アルコールであることが多いです。

このレシピだと5%使用していますね。

これを使用して作ってみるといまいち軋み感が取りきれないように思いました。

レシピや量にもよると思います。

またワックスのような塊なので、加熱しないと使えない。

 

 

ココアバターやBTMSを使用して加熱し、SCIを固めていけば、

しっかりとした硬さで確実に固めることができます。

 

バブルアイスバーは非加熱で、カチオン成分を取り入れているので、

固形の油脂も使用しません。

入れてもいいところだけれど、代わりにホホバオイルとアルガンオイルを使用しています。

どちらも精製のもので、特にアルガンはオーガニックの認証のものを使用。

直接髪に塗ることもできるからとーーーってもおすすめ!!!

そうすると非加熱でも油分を入れられる!!

 

ホホバオイルは寒い地域の方は固まっちゃうけどね><

 

というわけで、

固形の油脂やワックスを使用するタイプは加熱してまとめていく。

溶かしが必要なものを全部鍋に溶かし、そこに粉物をぶち込んで煮ていく、

有効成分はそれぞれ入れ方に従って。

あるいは溶かしものを溶かして粉物に入れて混ぜるなどなど。

 

非加熱のタイプは、こねるだけ

 

という作り方の違いでした!!

シャンプーは本当にちょっとの違いでぜんぜん変わってくるから本当に恐ろしいw

 

ちなみに2024年はコンディショナーを遂にリリース!!

こちらは時間がかかってしまったけれど、素材を一から見直して、

とても良いものができています。

固形タイプや液状などさまざまできていますが、

とにかくどれもいい感じ!!

BTMSを使用してたくさん試作もしましたが、

別のものを使用する予定です。