フランス映画やフランス文学の中の人生や恋愛に影響を受けまくった15、6歳の頃。
この秋で私は42歳になったけれど、あらゆる経験を終えて、今、15歳に戻っている。
ネットの片隅で、ひっそりと、彼に出会った。時間と距離を越えて行き交う人との繋がりの中で、彼は私を見つけ、1本の線が繋がった。
彼に出会うために、私はどれだけ遠回りをしてきたのだろう。
あれだけフランス好きだったのに、その後選んだ留学先は米国。それから先はたくさんの国を巡り、誰かと出会い、別れ、ここ日本で結婚し、出産し、離婚もし、大抵のことを終えた今、彼と出会った。出会ってしまったからには、いつか別れが来る。その別れを恐れて淡々と浅く細い関係を作るのか、今目の前にあるロマンスに全力を注ぐのか。私は後者の女だ。昔から。

10代の私にとっての「大人の恋愛」とは、映画「男と女」そのものだった。
人生の必修科目をこなしてからの、恋。今、私はいつの間にかその時期に入ってしまってる。

いつ灰になるともわからないロマンス。
結婚も、日常の共有も、必要ない。人生で一番わがままで、先のことを考えない、そして今までのどの関係より美しく官能的な関係をつくり上げたい。