元日に発生した令和6年能登半島地震から1ヶ月。
お亡くなりになられた方に謹んで哀悼の意を表しますとともに
今も不自由な暮らしを送られていらっしゃる方々にお見舞い申し上げます。
被害の状況が明らかになるにつれその被害の大きさに心を痛めております。
能登半島を初めて周遊したのは40数年前。
以降、出張や旅行、友人を訪ねてなど、石川県へ出かけたのは金沢まで。
能登半島へ足を延ばすことはありませんでした。
ところが5年前の2019年4月、
台湾の北投温泉にある北投加賀屋に宿泊し、
当然日本の文化とは異なりますが国内以上の和のおもてなしを受け、
とても良いホテルだったので、
本家の和倉温泉の加賀屋にもぜひ訪てみたいということに。
その後、コロナ禍に突入。
1度は花嫁のれんや里山里海号に乗車する予約もとりましたが、
折しもデルタ株が猛威を振るっていた時期、
JR乗員クラスターによりJR七尾線が運休し能登行きを中止。
思うように計画できない日が続きましたが、
2021年11月、密を避けるため公共交通機関を敬遠し、
意を決して四国から自家用車にて能登半島を巡りました。
そのときの記事のまとめや目次はこちら
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震災の話しに戻ります。
震災被害の状況が徐々に明らかになるにつれ、
様々な映像が目に飛び込んできたなかに、
あのとき泊まった加賀屋も映し出されていました。
加賀屋の映像を見て以来、
私が巡ったスポットはどうなってるのだろ?
と思い始め、私が訪れた場所についてネット検索。
個別の詳しい被害状況はよくわかりませんでしたが、
少しだけわかったことを紹介します。
こんなこと記事にしてもよいのだろうか?
という躊躇いの気持ちもありましたが思い切って紹介します。
不都合があれば記事を削除いたします。
巌門
荒々しい海と奇岩で有名な巌門。
地震により散策道は崩れ柵も崩落したそう。
隆起の影響も未だ定かではない状況。
冬の間休業のため陸揚げしていた遊覧船は津波で流され堤防に乗り上げたまま。
例年春休みからスタートする遊覧船の再開は難しいとのこと。
津波で堤防に打ち上げられた遊覧船
和倉温泉 加賀屋
2年前に撮った加賀屋の玄関
震災後に報道された加賀屋の玄関(ネットから借用)
2年前に撮った建物外観
震災後の亀裂の入った建物外観(ネットから借用)
建物各階の外壁に鮮明なクロス✕状の亀裂。
和倉温泉のお宿は全館休業だそうです。
なかには復旧困難で廃業に追い込まれてるお宿もあるとか。
早く復旧・支援の手が差し伸べられることを切に望みます。
イカの駅つくモール
津波により船が陸に打ち上げられたそうですが、
建造物自体は新しいので建物やイカキングは無事だったそうです。
X(旧Twitter)より
当然店内はグチャグチャになったみたいだし、
駐車場には段差ができたとのこと。
震災直後は休業してたけど店内の片付けも終え営業を再開。
見附島
2年前に撮った抜群の迫力と存在感の見附島
地震前に沖側からの空撮画像(ネットから借用)
地震後の空撮画像(ネットから借用)
見るも無残な変わり果てた姿。
正面の陸地側からは見えにくい沖側、島の半分以上が無残に崩落崩壊。
聖域の岬・ランプの宿
断崖絶壁と海岸に挟まれた狭い場所に建つランプの宿
断崖絶壁の上に造られた聖域の岬
海岸淵に掘られた青の洞窟
あの地形を考えると、きっと甚大な被害があったはずと思うけど、
ランプの宿公式ホームページ以外に地震の情報は得られず。
公式ホームページに記載されてる内容を要約すると、
- 聖域の岬のパワーに守られてるおかげで珠洲市内より体感震度2くらい低かった
- ライフラインは途絶したが施設に大きい被害はなかった
- 当面は休業する
ということくらいしか書かれておりません。
ゴジラ岩
地盤の隆起により陸続きになってしまいました。
2年前に撮った写真
震災後に陸続きとなったゴジラ岩(ネットから借用)
白米千枚田
2年前に道の駅千枚田ポケットパークから撮影した白米千枚田
震災後の白米千枚田(ネットから借用)
千枚田の至る場所に地割れが発生し亀裂が走ってるそうです。
震災後の千枚田周辺の空撮(ネットから借用)
海沿いの国道249号が土砂崩れにより寸断されたり
隆起により海岸線が沖へ伸びてるのがわかります。
輪島朝市通り
地震後の大規模火災で焼失してしまいました。
無残な姿の掲載は控えさせていただきます。
2年前に私が訪れた場所の一部について巡った順に書いてみました。
早く復興してほしいと願うばかりです。