なんだかあまりにも美しく不思議な空に

 

父を思い出していた

今夜

夜から

 

西区の介護事業所の暑気払いでした

新規事業所のローレルは

 

初参加でしたが

 

すごく沢山の方々が参加されていて驚きました

 

ケアマネージャーや介護士など

 

「高齢者のかたの生活をサポートする」

 

という同じ目的を持った方々との交流は

 

とても勉強になりましたし

 

楽しかったです

4月にオープンしてまだ4ヶ月弱のローレルですが

 

「あ〜 お買い物レクをやっているローレルさんね」

 

とか

 

「カラーのボトル置いているところですよね」

 

など

 

知ってくださっている方々も結構いて

 

嬉しかったです

 

様々な方と名刺交換をしているうちに

 

ふと気になった方がいて

 

自分から名刺を持ってご挨拶に伺いました

 

それは会場に着いた時に

 

幹事さんがどちらにいるのかわからず尋ねたら

 

とても親切に教えてくださった男性

 

「先ほどはありがとうございました」

 

と席にご挨拶に伺うと

 

快く名刺交換をしてくださり

 

訪問入浴の会社の方でした

 

その社名を見てびっくり

 

「あビックリマーク御社に父の訪問入浴をお願いしていました!」

 

と思わず言うと

 

その男性が

 

「やっぱり!!そうですよね!?

 

なんか似ているな〜と思っていたのですけど娘さんですよね?」

 

 

「ええ〜??いらしてくださっていた方ですか?」

 

まさかお会いすると思っていなかったし

 

気がつかなかったのですが

 

でも

 

あ!そうこの人だった目!!

 

とすぐにわかりました

 

彼は

 

「ほらいつも、お風呂の後にお父さんにオイルを塗っていましたよね」

オーラソーマのボトルのことです

 

父には入浴後に必ず全身にオーラソーマのボトルを塗っていました

 

私が仕事でどうしても立ち会えない時には

 

お風呂に入れてくださった訪問スタッフの皆さんで

 

父の全身にオイルを塗ってくださっていました

 

「いや〜似てるな〜と思いながらも

 

会社を やっていることは聞いていて

 

でもこの業界ではないはずだしな〜と思って見ていました」

 

「そうなんです!!父のことがあって

 

横浜に安心して預けられるデイサービスを作ろうって

 

思って作ったんです!」

 

「ええ〜〜〜そうなんですか〜大変だったでしょう?」

 

などと会話が弾み。。

 

この方のことがずっとずっと心に残っていて

 

どうしているかしら?

 

一度ちゃんとお礼をお伝えしたいとずっと

 

思っていました

 

なぜなら

 

暑い日も寒い日も大きなお風呂を抱えて

 

重労働の中

 

笑顔を絶やさず

 

入浴するかたも見守る家族も

 

楽しませるエンタティナーなのです

 

彼の明るさといつも爆笑を誘うトークや歌は

 

本当に当時の私たち家族を救ってくれました

 

印象的だったのは

 

いつも父の訪問入浴を見守っていた母までが

 

ある時 要介護5となり

 

入浴をお願いする事態となった時

 

女性なら想像していただけると思いますが

 

抱き上げて浴槽に運んでくださるのが

 

昨日まで父を入浴させていた男性となると

 

さすがの楽天的な母も

 

恥ずかしいやら情けないやらと言う

 

複雑な気持ちに駆られていました

 

でも彼はすごかった・・

 

いつも以上に

 

その場を爆笑の渦に巻き込み

 

気がついたら母の入浴は終わっていました

 

私たち家族は感謝しきれないほどのご恩を感じました

 

彼も

 

「マンションの下を通るたびにどうされているかなと

 

いつも思っていました」

 

と言ってくださり

 

「私もずっとお礼をお伝えしたくてこんなところで

 

お会いできるなんてすごくうれしい」

 

とお伝えしました

 

そして

 

私はずっと聞いてみたかったことを質問しました

 

「1つ聞いていい?

 

どうしてあんな大変なお仕事なのに

 

あんな風にいつも明るくテンションを保てるの?」

 

彼は考えることもなく

 

すんなりと答えてくださいました

 

「それはですね

 

僕たちがお風呂に入れる方々はほとんどが

 

要介護4か5の方々ばかりなのです

(寝返りもなかなかままならないか寝たきりの方)

 

だから、もしかしたらこれが最後の入浴になるかもしれない

 

といつも思って最高に楽しんで頂こうと思っているからです」

 

私は感動して涙が出ました

 

そして彼にたくさんお礼を言いました

 

彼は

 

「娘さんも仕事が忙しいのにいつも居てくれたじゃないですか

 

その姿に、もっと頑張ろうって思えたんです」

 

「これからは同じ業界ですのでよろしくお願いします

 

いつでも

 

ローレルに遊びにいらしてくださいね」

 

とお伝えして今日はお別れしましたクローバー

 

ちなみに

 

彼はいつもこの集まりの最後の締めのご挨拶をする

 

という大役を担っているようで

 

その時に「日本一の入浴を目指して!!

(確かそのようなことを言っていました)」

 

こちらの被り物をみなさまにご披露していました

富士山に日本一と書かれていました

 

介護の世界は何かといい話を聞きませんが

 

こんなにも

 

高齢者の方のことを

 

考えてくださってお仕事に従事してくださる方もいますニコニコ

 

他にも本日お話させていただいた皆様は

 

本当に介護について

 

あるいは

 

認知の方への対応に関しても

 

心を尽くそうとされていましたクローバー

 

自分がそう心がけていれば

 

同じことに情熱を燃やしている仲間と必ず出会えるのだと

 

確信した夜でした

 

本日参加して本当に良かったと思いました

 

本当は

 

今夜の会のことを私は全く知らなくて

 

お申し込みも終わっていたのに

 

他の会合で一緒になった方が誘ってくださって

 

急遽

 

参加させていただきました

 

きっと

 

父が どうしてもお礼を伝えたくて

 

今夜

 

彼に会わせてくれたのだと思います

 

これからも

 

楽しく頑張ろうと思います乙女のトキメキ

 

本日もありがとうございました

 

かしむらキラキラかおり