3連休の開催も終わり、15日の祝日はJRAスーパープレミアムとして
払戻金の上乗せもありました。
そもそも馬券が的中しないと、恩恵には預かれなかったので
私には関係のない話でした……(苦笑)

障害戦は3日間とも1鞍ずつ行われました。
日曜と月曜に行われた未勝利戦を振り返ります。


・9月14日(日)中山1レース ダ2880m
(美浦)
リケアルフナ
→8人気/8着
スティルシャイニン
→9人気/9着

勝ちタイム:3分18秒5(曇・芝:良/ダート:やや重)

初障害馬2頭は、馬券外という結果でした。

フェーングロッテンが1番人気に応えて勝ち上がりました。
前走の7月26日のレースの後のこのBlogで
「次は嫌ってみるのも妙味ありかも」
と書いていました。飛越がそれほど上達していないことや
人気先行とみて軽視したのですが、ここは勝ち上がり。
ただ飛越は相変わらず上手くないですし、昇級してすぐに
好勝負になるかは微妙だと思いますが、5戦目で勝ち抜けました。

2着は5番人気のゴールデンルーキーでした。
道中は5番手追走で、しっかり脚も溜まっていましたし
乗り慣れた草野太郎騎手に手が戻ったのも、条件としては好転。
障害戦9戦目で初めての馬券圏内への好走となりました。
クセを知って、手の内に入れている草野騎手が次も
継続騎乗となったら、抑えは必要です。

九州産馬のゴーツウキリシマが3着となり
こちらも初の馬券圏内の走りとなりました。
平地の佐賀競馬場での霧島賞には3年連続で参戦し、障害に戻ったのが
今回のレースとなり3着でした。
ナムラタイタンの産駒として障害を走っているのはこの馬のみ。
父に「産駒の障害戦初勝利」を届けられる日も近いかもしれません。

2番人気のアルカンサスはこの日で障害30戦目の出走となりましたが
勝ち馬から1秒3差の6着でした。
馬券圏内になったのは、全て3キロ減の減量騎手が乗った時なので
乗り手を選ぶ馬なのかもしれません。
8月の中京戦での落馬の後遺症もあるかもしれません、
次は重い印は打ちにくくなった感があります。


・9月15日(月)阪神1レース ダ2970m
(栗東)
ヴィンテージボンド
→3人気/1着

勝ちタイム:3分31秒5(晴・芝:良/ダート:良)

唯一の初障害馬だったヴィンテージボンドが勝ち上がりました。
特段、障害試験の時計は早かったわけではありませんでしたが
父は障害戦を得意としているキズナ。
ネビーイームやインプレス、サイード、オールザワールドなどなど
活躍馬はたくさん出てきます。今後もキズナの子供は要注意です。

2着は2番人気、小牧加矢太騎手騎乗のロードプレジールでした。
前走の8月の中京戦は1番人気で6着でしたが、他馬の落馬の影響で
ブレーキをかけてしまったようにも見えました。
今回はスムーズな立ち回りが出来ましたが、勝ち馬には1馬身届かず。
力は出し切れた一戦だと思います。

1番人気のテーオーリカードは3着でした。
初障害で3着だった3月の初障害戦以来のレースでした。
プラス6キロの馬体は太くはありませんでしたが、ダートコースに
入るところで進路が狭くなったりと、チグハグな場面も。
その3月の初障害戦で3着となった中京のレースレベルは低くありません。
このレースの2着馬・4着馬・5着馬が未勝利を勝ち上がっています。
テーオーリカードも力はある馬なので、次走は巻き返しを期待です。

5着だったポッドエルマーは障害2戦目でした。
飛越は前走より上手になっていたように見えました。
また、勝ち馬からマークされており、逃げてはいたものの
プレッシャーをかけられながら走っていました。
まだ3歳馬でもあり、伸びしろはまだまだありそうですが
最後の直線はダートより芝の方が良さそうに感じました。
 

今週の中央競馬は土日月の3日間開催。
毎年この時期は台風が接近することで気を揉むことが多いのですが
週末に台風の心配はする必要はなさそうです。

ただ木曜日に関東では大荒れの天気となり、被害が出た場所もありました。
地方競馬は途中で取り止めになるなど、影響も出ました。
まずは無事に競馬の開催が行われることを願いたいと思います。

障害戦ですが土曜日は《4レース》に清秋ジャンプステークス。
日曜日は朝イチで中山での未勝利戦。
月曜日も1レースに阪神での未勝利戦が組まれています。


・9月14日(日)中山1レース ダ2880m 発走09:45
(美浦)
リケアルフナ
→119秒5 6/12・大江原【芝/-】
スティルシャイニン
→118秒0 8/28・伴【芝/-】

初障害馬は、関東の2頭です。

リケアルフナは平地で6戦(地方の交流戦1戦含む)しましたが勝ち上がれず。
このタイミングで入障となります。
父は皐月賞馬のディーマジェスティ。障害戦に出走した産駒は1頭だけ。
大和田成厩舎のディープレイヤーのみですが、そちらの馬は
今年の8月の中京での障害未勝利を、6戦目で勝ち上がりました。

スティルシャイニンも平地の未勝利を勝ち上がれなかった3歳馬。
こちらの父はメイショウボーラーです。
産駒は障害でも20勝以上を挙げており、かつてはマキオボーラーや
メイショウヒデタダやメイショウヒカルといった馬が障害で2勝以上しています。
とはいえ、最近はメイショウボーラーの産駒そのものも少なくなっており
メイショウボーラーの子供が障害戦を走るのは
2024年6月のニシノフウジンのOP平場戦以来となります。


・9月15日(月)阪神1レース ダ2970m 発走09:45
(栗東)
ヴィンテージボンド
→100秒9 8/28・難波【ダ/中】

月曜日の未勝利戦は7頭立てと少頭数で、初障害馬も1頭のみ。

サンデーレーシングで一口80万円で募集されたヴィンテージボンド。
ダート1800m戦で3勝を挙げた、キズナの産駒です。
先週も障害未勝利にメイショウカゲカツを出走させた、西園正都調教師。
3番人気で9着でしたが、その時と同じ難波剛健騎手が、ヴィンテージボンドにも
騎乗します。メイショウカゲカツも初障害から難波騎手が乗っていました。
こちらの馬は、どんな結果になるでしょうか。
 

9月の中山と阪神の競馬が始まると季節は「秋」ですが
先週はまだ札幌での開催もあり、こちらは「夏」のイメージ。
競馬で季節を感じるのですが、先週はまさに夏と秋が混在していました。

障害戦は中山で土日で未勝利戦が行われました。
初障害馬がいた、日曜日の未勝利戦を振り返ります。


・9月7日(日)中山1レース ダ2880m
(美浦)
エレガントウインク
→13人気/13着
フームスムート
→5人気/4着
ヴォンヌヴォー
→12人気/11着
(栗東)
エクロジャイト
→4人気/6着

勝ちタイム:3分19秒2(晴・芝:良/ダート:良)

勝ったのは1番人気のウィズユアドリーム。
序盤はかなりひどい斜飛で、外に向かっていましたが
前走から改善されていませんでした。
時計が早くなかったということで、平地3勝の脚で
何とかなりましたが、OPで勝ち負けするには
少し時間が必要なように感じました。

2着は2番人気のフェスティヴビームでした。
一戦ごとに飛越が上達しているのが見て取れますし
しっかり脚を溜めて最後の末脚に繋げられています。
序盤からレースの流れに乗れるようになれば
もっと楽なレースができると思いますが力を付けているのは
間違えなさそうです。

10番人気のリードアクトレスが3着に好走。
平地戦を使っての馬体重は前走比プラス16キロでしたが
太くはなかったようです。
ゲートを出て隣の馬に寄られたり、ゴチャつく場面もありましたが
道中はインを確保して距離ロスなく追走させた小野寺祐太騎手の
乗り方も上手だったと思います。

3番人気に推されていたメイショウカゲカツが9着でした。
最終障害こそミスがありましたが、そこまでは飛越は問題なし。
使うたびに飛越は上手になっていましたが、勝負所ではすでに
手応えがなくなっていました。
平地の脚が無いわけではない馬なので、バンケットでスタミナを
奪われてしまった可能性があるかもしれません。
コース替わりで見直したいです。
 

競馬の歴は30年を超えましたが
「9月」「中山競馬」「開幕週」「日曜日の重賞」
といえば京成杯オータムハンデ(始めた頃は京王杯でしたが)と
相場は決まっていたのですが……。
今年から土曜になり、日曜は秋華賞トライアルの紫苑ステークスに。
こちらの方がGⅡでグレードが高いので日曜になったと思われますが……。
長く競馬をやってきた身とすると、違和感があります。。。

今週の障害戦は土日とも中山で朝1レースに組まれています。
どちらも未勝利戦ですが、土曜日は初障害馬の出走はありません。


・9月7日(日)中山1レース ダ2880m 発走10:10
(美浦)
エレガントウインク
→115秒3 6/19・伴【ダ/-】
フームスムート
→111秒9 8/14・上野【ダ/中】
ヴォンヌヴォー
→116秒3 8/14・伴【ダ/-】
(栗東)
エクロジャイト
→98秒1 8/14・小牧加【ダ/中】

2023年に南関の船橋でデビューしたエレガントウインク。
地方競馬で8戦2勝し、2024年11月にJRAに転入してきました。
中央では2勝クラスで2戦しましたが、どちらも2ケタ着順でした。
父のレッドファルクスは2016からスプリンターズステークスを2連覇。
産駒で障害を走ったのはピンポイントドローの1頭のみですが
この馬は障害4戦目で未勝利を勝ち上がりました。
産駒としては2頭目の入障となります。

フームスムートは上野翔騎手で障害試験に合格しましたが
レース当日は金子光希騎手が騎乗予定となっています。
平地で61戦とタフに走り続けた、8歳牡馬。
父トゥザグローリーの産駒は中山での障害コースで
まだ勝利がありません。
2024年1月のメルテミアの2着が、中山コースでの最高着順です。

5歳牝馬のヴォンヌヴォーは初障害戦となる今回は天間昭一厩舎からの
出走となります。美浦の菊川正達厩舎からの転厩初戦です。
今回のヴォンヌヴォーの障害試験は伴啓太騎手で合格しており
レースでも騎乗予定です。
ちなみに土曜日の未勝利戦にも伴騎手は天間厩舎の
ホウオウプレシャスに乗ります。

エクロジャイトは平地で14戦3勝。
2023年は3歳限定のリステッド競走の鳳雛ステークスに勝利。
ただそれ以降は2ケタ着順がほとんどという戦績でした。
管理する武幸四郎厩舎が障害戦を走るのは
2022年2月のシーニッククルーズ以来となります。
厩舎で障害戦の勝利はあるものの、岩元市三調教師から引き継いだ
ミヤジタイガでの2勝のみ。(障害試験も岩元厩舎で合格させています)
武幸四郎厩舎の馬に小牧加矢太騎手が乗るのはもちろん、初となります。

美浦:1.0.0.17
栗東:0.1.1.3

今回の集計期間は7/26~8/31に行われた未勝利戦の8鞍が対象です。
(新潟も中京も4鞍ずつでした)

圧倒的に関東馬の数が多く、18頭が入障しましたが
馬券になったは、8月3日の未勝利戦で勝利したルドヴィクスのみ。
2秒近い差をつけての圧勝劇でした。

一方の関西馬は2着と3着が1頭ずつ。
2着に入ったネロコルヴィーノの試験タイムは105秒0。
特に目立った数字ではありませんでした。
3着に入ったソルアマゾンも101秒台と平凡なタイムでした。
ただ障害試験については、映像がなく数字だけを見るしかありません。
競馬専門のCS放送(グリーンチャンネル)で、ぜひ障害試験の映像も
流してもらいたいと思います。

そうすれば、障害戦に興味を持ってくれる人も増えて
ひいては売り上げ増にもつながる可能性もあるかと思います。
ぜひ偉い方、ご検討を頂きたく(苦笑)

9月の障害未勝利戦は、引き続き朝1レースに組まれています。
(OP特別や重賞は4レースでの施行)
暑さはまだまだ続きそうですが、人も馬も無事にレースを終えることを
願いながら、今月も馬券を買いたいと思います。