中央競馬は3場開催となり、締め切りに追われ慌ただしく感じられた方も
多かったかもしれません。

土曜の阪神ではJ・GⅡの阪神スプリングジャンプが行われました。
春の大一番、グランドジャンプへの前哨戦ということで
少頭数ではありましたが、白熱したレースとなりました。
全馬、無事に次走を迎えてもらいたいです。

日曜に阪神で行われた未勝利戦を取り上げたいと思います。


・3月16日(日)阪神4レース ダ2970m
(美浦)
リーゼントジャンボ
→6人気/7着
リオンエトワール
→8人気/3着
ホウオウプレシャス
→9人気/6着
ヒルズカーン
→5人気/5着
ハヤブサジェット
→3人気/8着

勝ちタイム:3分29秒1(小雨・芝:やや重/ダート:やや重)

2番人気のトラファルガーが逃切り勝ちでした。
前走は小倉での滞在競馬だった影響か、プラス14キロ。
今回は阪神での輸送競馬ということで、同じだけ14キロ減で出走でした。
もちろん細く見える感じはありませんでした。
襷を抜けてからの障害飛越では左に斜飛する場面も何度かありました。
それでも2着馬が来るとまた伸びて、完勝といえる内容でした。
平地も含めてトラファルガーは嬉しい初勝利となりました。

1番人気のタマモエースは2着。
序盤は脚を溜めて、2周目向こう正面からスパートして最終障害や
4コーナーでは前を交わせそうな手応えも、勝った馬も逃げ脚が止まらず。
とはいえ、これで3戦連続で馬券内の好走となりました。
中京→小倉→阪神とタイプの違う障害コースでの連続好走だけに
次も重い印は必要な馬だと思います。

初障害で馬券内に好走した、リオンエトワール。
飛越はまだ覚束ない場面もありましたが、レースの流れには乗れていました。
最後までジワジワと伸びていたように、障害戦のペースも合いそうです。
初戦が勝ち馬からコンマ7秒差の3着という結果は合格点だと思います。

昨年の12月以来、3ヵ月ぶりのレースだったスペクトログラム。
過去最高体重の516キロは、前走比プラス14キロ。飛越は
「怖がって、障害を見過ぎて飛んでいた」(小牧加矢太騎手)
というように、障害飛越のたびにリズムを崩したようにも見えました。
次は体重が減っていることもですが、まだレース経験が必要にも感じました。