今週の中央競馬は、中山と阪神の2場開催。
この先の春のG1競走へのステップレースも多数組まれています。
そう考えると心も弾みますが……。
個人的にはスギの花粉に悩まされています(苦笑)

さて、今週の障害戦は土日とも中山で未勝利戦が行われます。
その2鞍に出走する、初障害馬を取り上げたいと思います。


・3月8日(土)中山4レース ダ2880m 発走11:35
(美浦)
コスモエスメラルダ
→113秒0 1/9・江田勇【芝/中】
ユイノコキュウ
→116秒4 1/16・大江原【ダ/中】

コスモエスメラルダは2023年11月、東京競馬場での新馬でデビュー。
その新馬戦を勝利しましたが、以降は勝ち星を挙げられませんでした。
デビュー時は美浦の畠山吉宏厩舎の所属でしたが
前走からは土田稔厩舎に転厩しています。
土田厩舎は今年、すでに障害戦で1勝を挙げています。
2月1日の未勝利戦をラエールで勝利していますが、その時は上野翔騎手。
今回はレースでは水沼元輝騎手が騎乗予定です。

ユイノコキュウは竹内正洋調教師の管理馬。
この馬のきょうだいは全て竹内厩舎に入っており
なおかつ、由井健太郎氏が全て所有されています。
この馬の父、マジェスティックウォリアーの産駒は
障害では勝ち馬を複数、輩出しています。
スマッシャーは初障害戦で2着、その後の2戦目で勝ち上がり。
ハンディーズピークは障害初戦で1着となりました。
そんなデータがあることは覚えておきたいと思います。


・3月9日(日)中山4レース ダ2880m 発走11:35
(美浦)
ウイングランブルー
→113秒5 3/5・大江原【ダ/-】
(栗東)
スズカマジェスタ
→97秒6 2/6・高田【ダ/中】
グレイトゲイナー
→100秒1 2/27・森一【芝/短】

3回目の試験で合格した、ウイングランブルー。
合格したのは3月5日の水曜日。合格した週に初戦を迎える
珍しいパターンです。
試験のタイムは118秒7→113秒2→111秒3と少しずつ詰めていますが
不合格となった際は「内斜飛」が要因でした。
どうやら右側に飛んでしまう癖があるようで
2回目の試験からチークピーシーズを着用して臨んでいます。
おそらくレースでも着用してくると思いますが
当日の馬装には注意しておきたいです。

平地で17戦2勝、2着2回、3着1回の成績を残したスズカマジェスタ。
管理する須貝尚介厩舎は先週のチューリップ賞をクリノメイで勝ちましたが
障害戦を使うのは、2022年7月のブラックジャッカル以来。
ジャンプレースの勝ち鞍となると、2020年10月のアドマイヤアゼリまで
遡ることになります。久しぶりの障害戦勝利を目指します。

2019年のJRAブリーズアップセールで3780万円で取引されたグレイトゲイナー。
平地では5勝を挙げてからの入障となります。
管理する森秀行調教師といえば、先日引退された白浜雄造騎手とのコンビで
ウインマーベラスが活躍しました。とはいえ、これは20年以上も前のこと。
厩舎の障害戦出走は昨年5月の未勝利戦でのアドバンスドリーム以来。
勝利となると2021年11月の京都ジャンプステークスのケンホファヴァルトが
最後となっています。