今年最初の障害重賞が土曜日に行われました。
人気に推されたスマイルスルーが勝利しましたが、レース後の
高田潤騎手は「課題の克服にはまだまだ」と辛口コメント。
それでも重賞を勝つのは素質の高さだと思われます。
高田騎手が手綱を取ってから未勝利~OP特別~J・GⅢ2勝と4連勝。
この後のローテーションが大変楽しみになりました。

未勝利戦は土日に1鞍ずつありましたが
初障害馬がいた小倉の日曜4レースを振り返ります。


・2月16日(日)小倉4レース 芝2860m
(美浦)
トップスティール
→5人気/9着
グランナヴィール
→7人気/5着
ナイトスピアー
→11人気/1着
(栗東)
ビオグラフィア
→3人気/8着

勝ちタイム:3分14秒5(曇・芝:良)

勝ったのは初障害馬、そしてシンガリ人気のナイトスピアーでした。
出入りの激しいレースになり、ハナに立ったり譲ったり。
それでも自分のペースを守って折合いはついていました。
「まだフラフラして、遊んでいたけど勝てた」
という大江原圭騎手のレース後のコメントには驚かされました。
クラウンセトに続いて、ストロングリターン産駒が2週続けて
小倉の障害未勝利を勝ち上がりました。

2番人気のジーククローネが2着。
向こう正面で仕掛けて4コーナーで先頭。勝ちパターンのように見えましたが
最終障害で勝ち馬に差し返されました。飛越は安定しており、そちらより
気性の悪さの方が気になると草野太郎騎手。
気分良く走れるかがカギになりそうです。

単勝オッズ1.6倍の1番人気ホウオウエクレールは3着でした。
飛越のたびに減速してしまうような道中。障害のたびにポジションを
下げていました。鞍上が押して叩いて前に進むように促しましたが
3着が精一杯という内容でした。
1月26日の障害未勝利は外枠で好走。今回は内枠でゲートも早くなく
被されてしまったのも、良くなかったのかもしれません。

6着だったウインメラナイトは障害2戦目でしたが、平地でも一時期着用していた
ブリンカーを障害戦で初めて着用。ただあまり効き目は薄く、後方追走。
鞍上は気合いをつけて前に行こうとしましたが、1号障害で躓いた他馬の
影響を受けてしまい、消化不良なレースでした。
不利もありました、次はもう少し前進を期待したいです。