今週の中央競馬の暦は2月。競馬場がある場所の天気予報では
雪のマークがついている場所もあり、無事に競馬が
開催されるかの心配もついてまわる季節となりました。
無事に変更もなく終わることを願いたいと思います。
今週も障害戦は土日で3鞍。
土曜日4レースが未勝利、5レースがOP平場。
日曜日も4レースが未勝利戦が組まれています。
尚、障害競走における減量基準が今年から新たになりました。
新ルールについてはJRAホームページを参照頂きたいですが
(https://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w574.html)
その適用第1号は小倉日曜4レースに出走する
コンテナワールドの井上敏樹騎手。
ただし、コンテナワールドは4歳馬。この時期の4歳馬の負担重量は59Kgですが
障害戦における4歳の最低斤量は57Kg。なので3キロ減ですが
コンテナワールドは56Kgではなく57Kgでの出走となります。
・2月1日(土)小倉4レース 芝2860m 発走11:20
(美浦)
トゥラッタッタ
→116秒9(良)12/25・上野【ダ/-】
フォーディアライフ
→115秒9(良)1/8・石神深【ダ/中】
(栗東)
ウインメラナイト
→104秒7(良)1/9・森一【ダ/-】
リードアクトレス
→102秒3(良)1/16・小野寺【ダ/-】
トゥラッタッタは栗東の石坂公一厩舎からデビュー。
平地の未勝利戦ではダートの中距離戦で3着が3回ありましたが
期間内に勝ち上がれませんでした。
今回の出走から美浦の新開幸一厩舎に転厩して障害戦を迎えます。
この馬の兄、ロイヤルアッシュも障害戦に出走した経験があります。
兄ロイヤルアッシュの父はエピファネイアでしたが、障害初戦は6着
しかし2戦目で変わり身を見せて小倉の障害未勝利を勝ち上がりました。
弟のトゥラッタッタはどんな走りを見せるでしょうか。
フォーディアライフの母ディアマイダーリンは3歳時はオークスに出走。
その後、ダートの交流重賞クィーン賞も制した重賞勝ち馬です。
フォーディアライフ自身は平地で14戦1勝の成績を残しての入障となります。
ドレフォン産駒は障害戦での勝利は3勝。
ドンカルロが1勝、レッドバロッサが2勝を挙げています。
特筆すべきは、初障害戦でどちらも連対していた共通点があります。
ドンカルロは2023年10月東京での障害未勝利で2着。
レッドバロッサは2024年4月福島での障害未勝利を初障害で勝ちました。
ウインメラナイトも今回が転厩初戦が初障害戦となります。
前走までは寺島良厩舎の所属でしたが、今回からは緒方努厩舎に移籍しました。
その緒方厩舎はこれまで入障したのはブラビオ1頭だけですが
寺島厩舎からの転厩馬でした。
また、ブラビオが走った障害戦3戦とも手綱を取ったのは森一馬騎手。
ウインメラナイトも試験から森一騎手がコンビを組んでいます。
リードアクトレスは昨年1月の名古屋競馬場での交流戦で勝ち星を挙げました。
以降、1勝クラスでは勝ち鞍を挙げることは出来ず、入障となります。
管理する安達昭夫調教師は過去にはビルジキールやマリオといった馬で
障害戦で勝利を挙げていますが、今回リードアクトレスの手綱を取る
小野寺祐太騎手と安達調教師のコンビは、過去9年では実績なし。
それ以上遡ればあるかもしれませんが、これまであまりないタッグとなります。
・2月2日(日)小倉4レース 芝2860m 発走11:15
(美浦)
フルラインナップ
→112秒7(良)12/4・石神深【芝/-】
ダイスアローリング
→114秒2(良)12/18・上野【芝/-】
(栗東)
ミヤジシャルマン
→97秒5(良)1/9・高田【ダ/中】
日曜日の初障害馬は関東馬2頭、関西馬1頭です。
Wootton Bassett(ウートンバセット)はイギリス産。
2010年のジャン・リュック・ラガルデール賞(芝1400m)のG1を勝っています。
父方を遡るとIffraaj(イフラージ)~Zafonic(ザフォニック)~Gone West(ゴーンウエスト)と
続く、ミスタープロスペクター系の血統です。
そんなWootton Bassettを父に持つフルラインナップ。
平地戦は10戦しましたが、勝ち上がませんでした。
この父を持つ馬がJRAの障害戦を走るのは、この馬が初めてとなります。
ダイスアローリングも平地では勝ち上がれず。
昨年の春の東京開催で未勝利戦で2着が2回続きましたが、平地では未勝利でした。
父はサトノダイヤモンド。この産駒が障害戦で走るのはローディアマント、
サンデーヒーロー、ウィズユアドリームに続いて4頭目となります。
このうち、ローディアマントは障害4戦目で未勝利を勝ち上がっています。
ミヤジシャルマンは2022年7月に、栗東の川村禎彦厩舎からデビュー。
金沢での交流戦と、中央では1勝クラスの計2勝を平地では挙げました。
その後、宮地貴稔厩舎に移籍しています。
宮地厩舎の障害戦の成績は(0.0.1.1)。厩舎の初出走が2024年10月なので
サンプル数は少ないので特色もまだ見えてきていません。
先日、入障したウィズユアドリームもですが、このミヤジシャルマンも
高田潤騎手で障害試験を受験、レースでも高田騎手が騎乗予定です。