17日の日曜日はマイルチャンピオンシップ。
秋のマイル王決定戦はソウルラッシュによる悲願のG1制覇。
鞍上の団野大成騎手の<早すぎるガッツポーズ>は制裁の対象となりましたが
喜びが体からあふれ出てしまった感がありました。
馬に負担が掛からなければ、そういった喜びのシーンは見たいと思ってしまいます。
さて、障害戦は土日に福島で3鞍行われました。
そのうち2戦組まれた、未勝利戦を振り返ります。
・11月16日(土)福島4レース 芝2770m
(美浦)
アークデトリオンフ
→12人気/13着
ミラクルジニア
→11人気/10着
(栗東)
ショウナンアキドン
→10人気/12着
モントライゼ
→8人気/6着
勝ちタイム:3分02秒1(晴・芝:良)
初障害馬で馬券に絡んだ馬は居ませんでした。
勝ったのは2番人気のマイネルエールでした。
中1週というローテーションでしたが、前走比プラス2キロ。
飛越も危ないところはなく、襷を抜けて向こう正面で
一気にスパートして突き離しました。
終わってみれば4馬身差の快勝、鞍上の大江原圭騎手も
「能力は高い」
とコメントしており、先々も楽しみです。
1番人気のタロントゥーズが2着。
3番手を追走から、勝ち馬をマークするレース運び。
森一馬騎手の判断は間違えていませんでした。
最後は3着のラエールの追い上げを凌いで2着を確保したのは
さすがでした。一戦ごとにレースが上手になっており
次も期待できると思います。
障害2戦目だったラエールが3着でした。
レース後の上野翔騎手のコメントでは
「前走と同じ着順でも、内容は今回の方が数段、良い」
とのこと。長く良い脚を最後まで使っての3着で
こちらも勝ち上がるチャンスは近いと思います。
ハナを主張して離して逃げたプラチナムレイア―でしたが7着。
勝ち馬に早めに来られてしまい、展開が向かず厳しいレースでした。
2周目3コーナーで脱落してしまいましたが、湿った馬場になれば
着順は上がるかもしれません。
・11月17日(日)福島4レース 芝2770m
(栗東)
ロードジャスティス
→10人気/10着
勝ちタイム:3分03秒2(晴・芝:良)
単勝27倍、7番人気の伏兵のパープルアドミラルが勝ちました。
向こう正面で逃げるメイショウジブリを競り落として
4コーナーで先頭という積極策。最終障害飛越後は内と外と
両方から来られましたが、残しました。
この勝利で上野翔騎手は今年17勝目。
障害リーディングのトップに立ちました。
障害2戦目、4番人気のジオフロントが2着でした。
最終障害を飛んだ後は、外の馬がモタれたことで内に追いやられ
「馬場の悪いところを通らされた」
という小牧加矢太騎手のコメントがありました。
スムーズさは欠いたようですが、道中の障害飛越は上達していました。
途中でポジションを下げる場面もありましたが(3番手から4番手に後退)
しっかり脚は溜めており、僅差の2着でした。
3歳馬のカルマンファイターが3着。
レースを覚えてきたことで流れに乗りながら5番手を追走しました。
立ち回りは上手になったことで、少差の3着でした。
今回で障害戦を4戦消化。経験を積んで、少しずつ着順も上げています。
順調に使えるのであれば、次走は怖い存在だと思います。
1番人気に支持されたメイショウジブリは6着でした。
序盤は右に斜飛する場面もありましたが、レース後には
「もう少し抑えたかった」
と森一馬騎手がコメントしたように、鞍上とケンカしていたようでした。
早めに勝ち馬に来られたことで展開も苦しい一戦でした。