この前の日曜日に行われたG1競走、ヴィクトリアマイルは
ブービー人気テンハッピーローズが勝利しました。
そんな人気薄とは思えないような力強い脚で抜け出してきました。
津村明秀騎手はこれが初のG1競走勝利。
カレンブーケドールで悔しい思いをしていただけに
格別な喜びだったと思います。
とはいえ、この馬は買えませんでした……。
的中された方、おめでとうございました。

障害戦は土曜日に京都ハイジャンプが行われました。
こちらは6番人気サンデイビスが勝利。
上野翔騎手は2022年にケイティクレバーで勝利した
東京ジャンプステークス以来の重賞勝ちとなりました。

未勝利戦は日曜日に新潟で2鞍行われました。


・5月12日(日)新潟4レース 芝2890m
(美浦)
ドラミモン
→7人気/中止
クラウンローゼン
→10人気/7着
ラストドラフト
→1人気/1着
ギャラクシーナイト
→8人気/10着

勝ちタイム:3分09秒2(曇・芝:良)

ドラミモンは前進気勢を欠いたための競走中止でした。

勝ったのは初障害から1番人気に推されたラストドラフトでした。
レースそのものも約1年ぶり(昨年のエプソムカップ以来)でも
馬体重はプラス8キロと太くない仕上がり。
飛越も問題なく、手応えも十分すぎるほどの手応えでした。
平地の脚があるのは分かっていましたが、飛越のセンスも大いにある馬。
障害での活躍も期待できそうな走りを初戦から見せてくれました。

2着は6番人気のアンクルブラック。
試験タイムは95秒台と早い時計でしたが、初戦は8着。
高田潤騎手は好タイムで合格しても初戦からは無理させない乗り役さんです。
しっかり2戦目で変わってきました。

3着も障害2戦目のコスモスペランツァ。
2月の小倉での初障害戦を使った後、一息入れての今回のレースでした。
その小倉戦では勝ち馬から3秒近く離されてしまいましたが
今回は勝ち馬との差はコンマ3秒。
力をつけてレースを覚えてきた感があります。

2番人気に支持されたプラチナムレイアーは5着でした。
掲示板には載ったものの、1つ上の着順の4着馬と約4秒離されています。
次走は相手関係次第ですが、印を落としても良いかもしれません。


・5月12日(日)新潟5レース 芝2890m
(栗東)
オオキニ
→3人気/3着

勝ちタイム:3分10秒4(曇・芝:良)

続けて行われた日曜日の5レースの未勝利戦。
勝ちタイムは4レースより1秒2、遅い決着タイムでした。

石神深一騎手騎乗のステラナビゲーターが障害3戦目で未勝利卒業です。
これまでの2戦が、どちらも2ケタ着順でしたが、全レースで騎乗していた
石神騎手は手の内に入れていたのかもしれません。
向こう正面からポジションを上げていき、十分な手応えで最後の直線へ。
ペース判断や仕掛けたタイミングなど、石神騎手だからこその騎乗でした。

2番人気のザスリーサーティが2着でした。
3番手追走、2周目3コーナーからスパートして勝ちパターンかのように
思えましたが、勝ち馬に上手く乗られてしまいました。
近3走は坂口智康騎手が騎乗し、全て掲示板は確保。
今回は連対圏内まで来ました、次が楽しみになりました。

初障害だったオオキニが3着でした。
前半は行きたがる素振りを見せながらも、森一馬騎手が上手く抑えこみます。
何回か外斜飛する場面があったのは気になりましたが、今回レースを
使ったことで、次も上積みが見込めそうです。

1番人気のガイフウカイセイはハナを切ったものの、途中から
トラファルガーに突かれる、厳しい展開でした。
そのトラファルガーも含めて明確な敗因があるだけに
次で人気を落とすようであれば、どちらの馬も積極的に狙いたいです。