先週の競馬で落馬、入院療養中だった藤岡康太騎手が亡くなられました。
謹んでお悔やみを申し上げます。

こうした書き出しでこのBlogを書き始めるのは
本当に悔しいです。悲しいです。
2023年は68勝でキャリアハイ。今年もそれを上回るペースで勝ち星を重ね
先日も通算800勝のセレモニーが行われたばかりでした。

ある一定の確率で落馬事故が起こってしまう部分もあります。
不可抗力の部分もありますが、プロテクターなど
<人を守るもの>の進化もしてもらいたいと思います。


今週は年に2回のJ・G1、中山グランドジャンプが行われます。
未勝利戦は日曜に福島で2鞍、組まれています。


・4月14日(日)福島4レース 芝2750m 発走11:10
(美浦)
トランシルヴァニア
→112秒7 1/11・上野【芝/中】
ソルドラード
→111秒9 2/7・五十嵐【ダ/中】
モーソンピーク
→111秒7 2/14・草野【芝/中】
レッドスパロー
→113秒9 3/20・上野【ダ/-】
キリシマタウン
→115秒9 4/3・伴【ダ/短】
(栗東)
レッドバロッサ
93秒9 3/28・小牧加【ダ/中】

初障害馬は東西で計6頭です。

騎手時代は「障害の名手」と言われていた田中剛調教師。
開業してから障害戦では18勝を挙げています。
直近の勝利は2022年1月のエミーリオとなっています。
そこ以来の勝利を目指します。

ソルドラードの母はラドラーダ。
兄にはレイデオロやレイエンダがいる良血馬です。
蛯名正義調教師は障害戦ではメリディアンローグで
1勝していますが、その時と同じ五十嵐雄祐騎手が試験から
調教をつけている点は要注目です。

モーソンピークも母はモシーンということで
全姉には重賞勝ち馬のプリモシーンがいます。
国枝栄調教師は、ブルメンダールやサクセッションといった
OP馬を管理しており、障害には明るい厩舎といえます。
ただ、試験を合格させた草野太郎騎手が戦線離脱中のため
伴啓太騎手でレースに臨みますが、この調教師と騎手のコンビは
カレンレベンティスで3戦し、すべて着外に終わっています。

関西馬のレッドバロッサの試験タイムの93秒9はかなり早いです。
手元に残っている私のデータでは、2018年10月の
セイウンフォーカスがマークした93秒6以来となります。
以前にも書いていますが、試験のタイムが早い=即通用とは
限らないですが、初戦に限らず2戦3戦と注目したい1頭です。


・4月14日(日)福島5レース 芝2750m 発走12:00
(美浦)
ウインチェレステ
→114秒1 3/20・草野【芝/中】
コロナオペルタ
→116秒7 3/20・大江原【ダ/-】
ミスターブリーズ
→114秒4 3/27・五十嵐【ダ/-】

日曜の未勝利戦は関東馬のみ、3頭が初障害を予定しています。

ウインチェレステは平地で19戦2勝、2着1回、3着1回。
その2勝はどちらも札幌競馬場の芝コースで挙げたものでした。
1歳上の姉はウインマリリン、さらに兄にウインマーレライという
重賞勝ち馬2頭の下になります。
草野太郎騎手で試験に合格しましたが、こちらは金子光希騎手が
レースでは騎乗予定。先週のレヴォリオは競走中止でしたが
金子騎手は2021年7月のマイネルダンク以来となる福島での
障害戦勝利を目指します。

ミスターブリーズは2021年に2歳でJRAでデビュー。
7戦したものの勝ち上がれず、盛岡へ転出。
そして今年の3月に中央競馬に戻ってきて、転入初戦となります。
父ビッグアーサーの産駒で障害入りするのはシゲルタヌキに続いて
2頭目となります。短距離で活躍した父ですが、シゲルタヌキは
昨年の夏の小倉の障害未勝利で2着に入った経験もあります。



平地だろうが、障害だろうが、関係なく。
出走する人馬が無事にレースを終えて家に帰れますように。

 

特に今週はそれを強く思いながら、競馬と向き合いたいと思います。