今週から中央競馬は3場開催。
中山、京都に続いて、冬の小倉が開幕します。

障害戦は小倉で3月3日までの集中開催。
未勝利からOP平場、OP特別含めて計24鞍、行われます。
今週はそのオープニング。
初障害馬も多く、今回は情報量も多くなっています。


・1月13日(土)小倉4レース 芝2860m 発走11:20
(美浦)
コスモチプリア
→111秒5 11/29・草野【芝/-】
ファルコンビーク
→114秒3 12/13・草野【ダ/-】
(栗東)
ジューンアマデウス
→105秒4 12/21・高田【ダ/中】

土曜日は2鞍ありますが、4レースは(混合)レースです。
初障害馬は3頭です。

ファルコンビークは門別でデビュー後に南関に移籍。
2022年の川崎マイラーズを勝っている重賞ウイナーでもあります。
34戦10勝の成績を経てJRAに転入。
平地を使わず、中央初戦が障害戦となります。
試験は草野太郎騎手で合格をしていますが
レースでは石神深一騎手が騎乗予定となっています。

ジューンアマデウスを管理するのは今野貞一調教師。
過去にはマサハヤドリームで3勝、マサハヤニースとドンシャークで
それぞれ1勝ずつを挙げています。
(鶴留厩舎から引き継いだ、トウショウデザイアでも勝っています)


・1月13日(土)小倉5レース 芝2860m 発走12:10
(美浦)
サインオブサクセス
→117秒1 11/15・上野【芝/中】
ライアン
→115秒5 11/22・大江原【ダ/-】
サトノレギオン
→116秒1 12/20・五十嵐【芝/短】
フィレンツェ
→112秒6 1/4・石神【芝/長】
(栗東)
ルイナールカズマ
→101秒9 11/13・小坂【ダ/中】
スマイルスルー
→103秒4 12/21・森一【ダ/中】

出走12頭のうち、半数の6頭が初障害馬となります。

サインオブサクセスはデビュー戦で勝利を挙げた後は
休養もあり、平地は8戦のみで入障となります。
母のセレブリティモデルの産駒では一番仔の
クオンタムシフトも障害入りしましたが、こちらは初障害戦で
勝利を挙げました。兄に続けるでしょうか。

萩原清厩舎に所属しているサトノレギオンも平地は10戦のみ。
昨年、萩原厩舎は障害戦では3勝を挙げています。
(グレンガリー、リアム、トライフォーリアル)
かつてはサーブルオールやポルトラーノといった重賞戦線で
活躍した馬を輩出しています。この馬はどうなるでしょうか。

ルイナールカズマの父はブラックタイド。
障害戦に強い種牡馬とも言われており、アズマタックンや
タガノエスプレッソといったOP馬も出しています。


・1月14日(日)小倉4レース 芝2860m 発走11:20
(美浦)
プロトカルチャー
→116秒1 10/25・上野【芝/-】
パーカッション
→111秒6 11/8・草野【ダ/マ】
ウェンス
→117秒3 11/15・草野【芝/-】
トラファルガー
→112秒2 11/22・蓑島【ダ/-】
キガン
→113秒5 12/20・石神【芝/短】
(栗東)
ラバタンシン
→100秒1 11/9・小牧加【芝/-】
ルクスランページ
→103秒8 11/9・小野寺【ダ/短】
ウインエタンセル
→99秒2 11/30・黒岩【芝/中】
ヴァリアメンテ
→105秒0 12/21・西谷誠【芝/中】

日曜日の障害未勝利は経験馬が3頭、初障害馬が9頭です。

プロトカルチャーは明け4歳馬。
期間内で平地での勝利を挙げられず障害入り。
管理する新開幸一調教師と上野翔騎手のコンビは
昨年は0.2.1.5と、2着が2回で勝利はありませんでしたが
2021年にこのコンビは、ザメイダンで2勝を挙げています。

ウェンスは昨年11月に発走前に除外となったので
ここを初障害戦としてカウントします。
試験は草野太郎騎手でしたが、レースは水沼元輝騎手が騎乗します。

ラバタンシンの母はダンスアミーガ。
兄のミリタリータンゴも入障して勝ち上がれなかったものの
福島の未勝利戦で2着、小倉の未勝利戦で3着という結果がありました。
また近親に2018年の小倉サマージャンプを制したヨカグラがいます。

ビーチパトロール産駒のウインエタンセルは平地で7戦1勝。
この産駒が入障するのはスピリットクークス、アサクサアダムに
続いて3頭目となります。

ヴァリアメンテはドゥラメンテ産駒。
これまで障害戦で勝ち上がった産駒はファルヴォーレのみ。
2頭目の産駒勝ち馬を目指します。
また、中内田充正調教師と西谷誠騎手のコンビは
ロックユーでの活躍が記憶に新しいところでもありますが
この馬以外でも2021年にはクイックファイア、
2022年はロードシャムロックとのコンビでも勝ち鞍を挙げています。