今年の障害戦が日曜日の中山での未勝利戦で幕を開けました。
素晴らしいレースを期待しつつ、大きな事故が1件でも減って
人馬無事に競走を終えることを願いながら馬券を買いたいと思います。
2鞍行われた障害戦のうち、日曜日の未勝利戦を振り返ります。
上位3頭はハナ・ハナという大接戦でした。
・1月7日(日)中山4レース ダ2880m
(美浦)
タリスアマゾン
→10人気/12着
サンマルグレイト
→12人気/9着
ティアップエックス
→13人気/14着
(栗東)
ソルトキャピタル
→11人気/10着
勝ちタイム:3分12秒9(曇・芝:良/ダート:良)
初障害馬で馬券に絡んだ馬は居ませんでした。
勝ったのは関西馬、4番人気のビップランバンでした。
スタートは一息でしたが、二の脚が早く好位を追走。
2周目の向こう正面では2着馬となる逃げ馬(メルテミア)に
プレッシャーを掛けにいきました。
最後の直線は上手く内をすくって、勝ち切りました。
2着はハナを奪ったメルテミア。
楽な逃げではなく、勝ち馬に早めに来られたり
最終コーナーではアメリカンピースに先頭を譲ったりと
出入りは激しい流れでしたが、最後まで脚を残していました。
飛越は外斜飛をする場面が何度かありました。
そのあたりは小坂忠士騎手もレース後のコメントでは
反省材料としてあげられていました。
まだ上昇する余地はある裏返しだと思います。
1番人気のワールドスケールが3着でした。
勝ち馬からこの3着まではハナ・ハナという接戦。
どこか1か所、上手く立ち回れていたら……という内容でした。
新潟戦では位置を取りに行って甘くなり、今回は溜めた乗り方で
前を捉え切れずという、歯がゆいレースが続いています。
鞍上の小牧加矢太騎手はレース後のコメントで
「厩舎サイドと相談して馬具などの工夫をしたい」
と話しています。今回はチークピーシーズ着用でした。
入障以来、掲示板を外していないですし、一戦ごとに
勝ち馬との着差は詰めています。次も上位争いを期待したいです。
2番人気で5着だったボイラーハウスは、上野翔騎手が
「バンケットが良くなかった」
とコメントしていました。初めての中山のバンケットで体力を
消耗させれた感があります。しばらく障害戦は小倉での施行となりますが
再び、中山を使うことがあれば覚えておきたい内容です。
8着のアメリカンピースは見せ場十分の内容でした。
57キロの斤量も有利だったと思いますが、最終障害を飛んで
ダートコースに入る際は単独先頭。最後の脚比べではバテましたが
次に期待が持てる内容でした、引き続き減量が効く水沼元輝騎手が
乗るようだと、怖い存在だと思います。