大型連休も始まり、高速道路や新幹線、空港が大混雑という
ニュースを目にするようになりました。
マスク着用も緩和され、人の移動の規制も少しずつ解かれており
天皇賞(春)にも多くのファンが駆け付けたようです。
日常が戻りつつあると感じる、今年の大型連休です。

さて、先週の障害戦は全部で3鞍。
土日それぞれの4レースで組まれた未勝利戦を振り返ります。


・4月29日(土)新潟4レース 芝2890m
(美浦)
インディペンデント
→7人気/10着
ミツカネプリンス
→5人気/7着
フィストバンプ
→6人気/9着
トーセンマッシモ
→9人気/6着
(栗東)
ヒルノダカール
→2人気/3着
サイード
→4人気/2着
ダノンフロンティア
→3人気/5着
ミルトボス
→10人気/8着

勝ちタイム:3分9秒0(晴・芝:良)

初障害馬が8頭出走となった土曜の4レース。
勝ったのは障害経験馬のドナウプニルでした。
2周目の向こう正面では先に2着馬を行かせて脚を溜め
最後の直線では満を持して競り落としました。
飛越も気になるところはありませんでした。

2着は初障害のサイード。
去勢手術明けでマイナス6キロは想定内でした。
最後の障害を飛ぶ際に左を向いたまま飛んでしまったり
まだ粗削りな部分もありましたが、乗り役の指示に
素直に反応しているようにも見えました。

3着のヒルノダカールも初障害馬。
先行して流れには乗れていた感がありますが
2着馬とは10馬身、勝ち馬とは15馬身(2.5秒)差。
平地4勝馬でしたが、着差は思いのほか大きくなりました。

プリンスオブジオンは1周目のゴール付近からハナに立つ展開。
向こう正面でサイードに早めに来られると一杯になってしまい
そこからは流れ込む展開でした。
息の入れ方を覚えれば……と次走以降は期待したいと思います。


・4月30日(日)新潟4レース 芝2890m
(美浦)
アイスジャイアント
→5人気/2着
クロステック
→9人気/9着
トーセンヴァンノ
→8人気/8着
(栗東)
パトリック
→2人気/4着

勝ちタイム:3分14秒2(曇・芝:重)

重馬場での競走となった日曜日の未勝利戦。
5歳牡馬、カサデガが勝利しました。
この日で障害4戦目、飛越も少しずつ上達していました。
最後の障害でも人気馬と並んでも飛び負けしませんでした。
再び、加矢太騎手に良い流れが来ているのか
好騎乗だったと言える乗り方でした。

2着は初障害のアイスジャイアント。
試験の内容は飛び抜けて良かったわけではありませんが
極端に悪かったわけでもありませんでした。
初戦から器用な立ち回りを見せた気がします。

1番人気のロンギングバースはハナに立ったものの最後は息切れ。
偶然でしょうが、この馬は4戦連続で重馬場での出走となりました。
小倉では重馬場でも2着と結果を残していますが、本質は道悪は
プラスになるタイプでは無いかもしれません。
良馬場での走りを見てみたいです。

2番人気に推された初障害のパトリックは4着でした。
レースの序盤は飛越が安定せず、バランスを崩したり斜飛したり。
2周目の向こう正面からは落ち着いてレースが出来ていました。
レースを覚えたら勝ち負けすると思いますが、もう少し時間が
必要なタイプのように見えました。