福永祐一騎手の国内での最終騎乗があり、最終レース後に東京競馬場で
セレモニーが行われました。個人的な話になってしまいますが
彼がデビューした時にはすでに競馬ファンになって馬券を買っていました。
時の流れの早さを感じますし、来週のサウジアラビアでの国際競走も
素晴らしい手綱さばきを見せて無事に帰って来てもらいたいです。
障害戦は先週も3鞍。そのうちの未勝利戦2鞍を振り返ります。
・2月18日(土)小倉4レース 芝2860m
(美浦)
ソヨギ
→12人気/10着
(栗東)
レッドレビン
→9人気/12着
ダノンセレスタ
→2人気/4着
勝ちタイム:3分12秒7(小雨・芝:やや重)
初障害馬で馬券で絡んだ馬は居ませんでした。
勝ったのは単勝1.8倍の圧倒的な支持を集めたテイエムナイスラン。
序盤はコズミックマインドと競り合う場面もありましたが
襷を抜けてスタンド前では単騎先頭。そこから逃げ切りました。
鞍上の伴騎手は馬が若いので前向き過ぎる、というコメントでした。
今回で障害3戦目、まだまだ成長の余地がありそうです。
2着も関東馬のモルタルでした。
序盤は脚を溜める作戦で、向こう正面からは内をスルスル。
最後まで勝ち馬に迫るほどでした。今回は小野寺騎手が
馬を気分良く走らせたことが好走の要因だと思います。
5番人気のアースブレイブが3着。
好スタートから好位置をキープするも、途中で他馬に寄られて
ポジションを下げました。それでも勝負どころから再度押し上げて
ラストまで脚をしっかり使っていました。
初障害ながら2番人気だったダノンセレスタは勝ち馬から1秒3差の4着。
ペースが上がった勝負どころで置かれてしまった感もありました。
「物見して位置取りが悪かった。次は慣れも見込める」
という加矢太騎手のコメントどおり、次走はもっとスムーズに
レースを進められそうです。
・2月19日(日)小倉4レース 芝2860m
(美浦)
イーサンパンサー
→7人気/12着
グランシャーク
→12人気/6着
(栗東)
エンプティチェア
→6人気/10着
勝ちタイム:3分15秒7(曇・芝:重)
日曜日の未勝利戦も、初障害で馬券にからんだ馬は居ませんでした。
勝ったのは障害2戦目のワンダークローバーでした。
馬場が悪いので距離損を覚悟で馬場の良いところを通らせた、という
難波騎手の好判断もありました。
初障害戦の前走は2秒近く離された6着でしたが、ここまで変わり身が
あるとは驚かされました。
2着のフロールシュタットも障害2戦目。こちらも前走7着からの前進でした。
前走はカラ馬の影響を受けたこともありましたが、今回は折り合いもつき
鞍上の指示に従って良い位置を取れました。
飛越はまだ不安な場面もあったので、まだ良化する余地はありそうです。
ザレストノーウェアが3着でした。
障害戦での重馬場実績がありましたが、今回は勝負どころで置かれ気味に。
それでも直線で盛り返す力が残っていました。
最後まで渋太い走りが出来たのは次走には繋がりそうです。
1番人気だったロンギングバースは4着。
単騎でハナに立ちましたが、3コーナーでは手応えが怪しくなりました。
馬場が悪く、鞍上は「見えない疲れ」といったコメントも。
立て直されれば力は上位だと思います。