福島と小倉での開催が始まりました。
久しぶりに福島では有観客での開催となりました。
また、小倉では早い時計での決着が多く、CBC賞では1分5秒台の決着。
今村騎手の重賞初騎乗での初制覇も驚きましたが、それ以上にこの
早い勝ちタイムにも驚かされました。
(自分は古い人間なので、エイシンバーリンの衝撃は今でも覚えています)
さて、障害戦も福島と小倉での開催。
土日の各1レースに組まれた未勝利戦を振り返ります。
・7月2日(土)福島1レース 芝2750m
(美浦)
ヴィクトリーレーン
→10人気/9着
勝ちタイム:3分00秒3(晴/良)
勝ったのは1番人気のバルンストックでした。
テン乗りとなる小牧加矢太騎手でしたが、早め先頭から押し切りました。
最後は2着馬に詰め寄られましたが、3キロ減が効いたようにも見えます。
勝ちタイムは3分を切れませんでしたが、この後の4レースのOP平場よりも
コンマ1秒早かったことは記録しておきます。
2着は7番人気のアポロファントム。
勝ち馬同様、「関東馬に、関西のテン乗り騎手騎乗」という組合せでした。
内々のラチ沿いを死守して距離損はしない、という植野騎手独特の乗り方で
見事に2着にもってきました。
3着は障害2戦目のドラウプニルでした。
まだ飛越で危ないところもありましたが、それでも障害初戦だった前走より
上手になっていました。とはいえ、2着馬とは1秒2差の7馬身差。
着順だけを鵜呑みにすると危険かもしれません。次走は相手関係で見極めが
大事になると思います。
平地の重賞2勝のカツジも障害2戦目を迎えて5着でした。
最後の障害で躓いたように見えましたが、それでも飛越は初戦よりも
だいぶ巧くなっていました。勝ち馬との着差も縮めており、レースを
覚えてきたといえるので、そろそろ次は警戒が必要だと思います。
・7月3日(日)小倉1レース 芝2860m
(美浦)
スズカブランコ
→7人気/5着
(栗東)
メイショウシャガ
→5人気/6着
モズマゾク
→4人気/7着
勝ちタイム:3分08秒3(曇/良)
日曜日の未勝利戦も、馬券圏内にきた初障害馬は居ませんでした。
圧倒的1番人気に支持されたニホンピロヘイローが逃切り勝ちでした。
後続に突かれることもなく、終始、単騎で行けたことで圧勝でした。
時計も3分10秒を切った水準レベルだったと言えると思います。
2着は番手追走のメイショウベンガルがそのまま粘り切りました。
障害2戦目で前進、しっかり結果を出しました。
飛越も巧いですし、未勝利卒業は近いと思います。
2番人気のサンライズアキレスが3着でした。
道中で騎手が鞭を入れると嫌がる素振りを見せて鞍上とケンカするシーンも
見られましたが、これは今回が初めてではありません。
乗り難しい馬なのは間違えなく、気性の成長なり馬具を使うなどの
工夫が欲しいと個人的には感じました。