ゴールデンウィークになり、大型連休の方もおられるかと思います。
コロナ禍ではありますが、緊急事態宣言もまん延防止も敷かれていない

大型連休は久しぶりになります。
競馬場にも歓声が戻りつつあるのは、嬉しい限りです。

先週はOP平場含め3鞍の障害戦がありましたが
土曜日と日曜日、それぞれ1鞍ずつ行われた未勝利戦を振り返ります。


・4月30日(土)福島4レース 芝2770m
(栗東)
ビーマイオーシャン
→4人気/4着
ガンケン
→9人気/13着
モーガン
→6人気/1着

勝ちタイム:3分04秒1(晴/芝:重)

初障害戦となったモーガンが初戦から勝利しました。
最初の障害で斜飛しましたが、それ以外は乱れることはありませんでした。
平地未勝利でしたが、100秒を切るタイムで合格し陣営も期待しているとの
コメントどおり、見事に勝ち上がりました。

2着は10番人気のアスターマリンバでした。
初障害戦の後、平地3勝クラス(薩摩ステークス)を勝利した馬が再入障と
目まぐるしく条件が変わっていますが、今回は障害戦でも2着と結果を出しました。
とはいえ、飛越はまだまだ危ないところもありました。平地の脚力で何とか2着に
持ってきた感もあります。この着順だけで次走で人気するのであれば
嫌ってみるのも面白いかもしれません。

3着ジャディードはレースぶりが上達しているように見えました。
もし次にアスターマリンバと同じレースに再び出ることになれば
こちらの3着馬のジャディードの方を評価したいぐらいです。

障害2戦目の変わり身を期待してアポロテネシーに重い印を打ちました。
序盤こそ前付けしてしましたが、飛越のたびに遅れてしまい早々に脱落。
3秒以上離された9着でした。飛越が上達しなければ上位争いは難しそうです。


・5月1日(日)福島4レース 芝2770m
(美浦)
ヴィ―ヴァバッカス
→2人気/12着
ビップテッペン
→14人気/11着
(栗東)
ミトノマルーン
→1人気/4着
メイショウアルト
→12人気/9着

勝ちタイム:3分06秒0(曇/芝:やや重)

日曜日の未勝利戦で馬券になった初障害馬は居ませんでした。
ただ、単勝の1番人気と2番人気に支持されたのは初障害馬でした。

勝ったのは障害3戦目のロードエクスプレスでした。
スタート直後から気合を付けて前に行き、欅を抜けてからは
内ラチ沿いに張り付き追走。前の馬が外に振られたタイミングで
一気にスパートという、操縦性の高さを見せていました。

2着ミッキーセサミもこの日が障害3戦目。
それまでの2戦は中山と小倉でともに9着と冴えませんでしたが
置き障害の福島戦でガラリ一変となりました。
パトロールVTRを観ると、最終障害を飛んだあとは外にヨレて
苦しがっていました。勝ち馬は真っすぐ走っていたので
その差がハッキリと見て取れます。

初障害ながら1番人気に推されたミトノマルーンでしたが4着でした。
前走が平地の準OPクラスで2着というのが買われた材料なのかもしれませんが
鞍上は初戦から無理をさせないタイプなので、オッズを見た時は驚きました。
父ロードカナロア産駒は障害戦に強いタイプではなく、これまでも勝ち馬は
ボランテレオ1頭しかいません。また平地に戻すのかもしれませんが……。

2番人気に推されたヴィ―ヴァバッカスは後方から追走で、何もできず12着。
馬券の対象になるには、まだまだ時間が掛かりそうです。