土曜日はは春の障害戦の大一番、中山グランドジャンプが行われました。
オジュウチョウサンがJ・G1は9勝目を挙げました。
これまでもこの馬のパフォーマンスには驚かされましたが
まだまだ衰えるといったことはありませんでした。
無事なら当然、暮れの大障害が目標になると思います。
打倒オジュウチョウサンの馬が現れて
暮れも見応えのあるレースになってもらいたいと思います。
先週は日曜日に未勝利戦が2鞍ありましたので、そちらを振り返ります。
・4月17日(日)福島4レース 芝2750m
(美浦)
ドラウプニル
→7人気/4着
ホウオウビクトリー
→11人気/中止
ドバウィビクトリー
→13人気/7着
(栗東)
サマーカナロア
→8人気/10着
ハイオソラール
→12人気/5着
初障害だったホウオウビクトリーは異常歩様となったため
最後の直線コースで競走中止でした。
また、このレースで初障害戦を迎える予定だったプンタアレナスは
馬番決定前の取消となりました。
勝ったのは2番人気のハンターでした。
前走は福島コースで最後の直線の置き障害で落馬でした。
肉体だけでなく精神面でのショックがないか心配されましたが
しっかりと勝ち切りました。後続に7馬身差は力の違いを見せました。
2着は同じ4枠のレーヴドオルフェ。
まだ飛越が危ないところがありましたが、とはいえレースぶりは高値安定。
相手次第でこのクラスは勝ち切れるだけの実力を備えています。
3着ダイメイコスモスは障害3戦目。飛越は1~2戦目よりも上達していました。
道中も前付けして流れに乗れていますし、次も好勝負になると思います。
初障害のドラウプニルが4着でしたが、斜飛する場面が多くまだ粗削りなレース。
もう少しこれが上達してくると期待できるかもしれませんが、あと数戦は
様子を見た方が良いように感じました。
・4月17日(日)福島5レース 芝2750m
(美浦)
リフトトゥヘヴン
→8人気/9着
コンモートフーガ
→11人気/中止
アンチエイジング
→12人気/中止
(栗東)
レイワミノル
→10人気/10着
ヒルノエドワード
→7人気/8着
4頭が競走中止、アンチエイジングは残念ながら予後不良となってしまいました。
3番人気でこの日は障害4戦目のハディアが勝ちました。
上野翔騎手の落馬負傷で急遽の乗り替わりとなりましたが、前走も手綱を取っていた
伴騎手が騎乗でした。
行きっぷりが良くなく、道中では鞍上が懸命に追っつけて追走という場面も。
それでも最後はしっかりと伸びて差し切りました。
ちなみに、4レースの未勝利戦と同じ「晴れ・良馬場」という条件でしたが
ハンターの勝ちタイムは3分0秒9。ハディアは3分5秒8でした。
5秒近く、タイムに差があったことは覚えておきたいです。
2着はジャディード。石神騎手は4レースに続いての2着でした。
馬は障害4戦目でしたが、一戦毎に勝ち馬との着差を詰めてきました。
障害初戦ではついて回るだけでしたが、今ではレースの流れに乗れています。
もう大崩れはしないように思います。
3戦続けてグランドビクトリーは3着となりました。
飛越は悪くありませんでしたが、この日は馬体重が前走比マイナス12キロ。
もともと増減の幅が大きい馬なので、次走も体重は気にしたいです。
1番人気のメイショウヤシャは4着。
スタート直後は気になりませんでしたが、レース中盤以降は踏切りが近くなり
不安定な飛越がありました。直線での決め手があるのが特徴の馬なので
最後の直線に置き障害があるコース形態は不向きのようにも感じました。
次はどこを使ってくるか、見極めたうえで印を打ちたいと思います。