昨日ビクラムに行ってきたんだけど・・・、興福寺の阿修羅にそっくりな女性を見ちゃった!
阿修羅の顔の特徴的な部分といったら眉だと思うのですが、その辺りがそっくりなのー![]()
「阿修羅像に似てるね!」
なんて言われても、女子は嬉しくないわよね・・・。
でも彼女は素敵な女性でしたけどね![]()
阿修羅繋がりで・・・職場にBRUTUSの『仏像』が置いてあったのでパラパラと読んでみました。
BRUTUSはプレゼン上手といいますか、現代風に楽しく読ませてくれますね![]()
仏像は好きだけど、詳しくはない私には結構お勉強になることが多かったです。
まず、仏教界の上下関係について。
色々あるけど、とりあえずこの5段階を覚えておくとよいということでした。
偉い順の5階級
1.如来部
如来の語義は、「かくの如く来たれる」で、修行を完成した人の尊称。真理の体現者。
2.菩薩部
悟りを開いた如来と人間の間の仲介的な存在。
3.明王部
持明者(じみょうしゃ)の王(代表)の意。智慧を司る光明(=真言)をアナウンスする役目。
(光明皇后ってすごい名前だったんですね。絶対的存在!って感じ)
4.天部
人間を超えた能力を持つ優れた存在で、如来、菩薩、明王とは異なる神格として位置づけられる。
ほとんどはインド古来の神。
(阿修羅は元はインドの神だからここに属するのかなぁ?)
5.高僧・祖師
浄土宗の法然、曹洞宗の道元など、各宗派の開創者を祖師、戒律を伝えた鑑真や民衆教化に努めた空也ら、徳の高い僧を高僧とする。
それから、仏像って大体3つセットになっていることが多いのも気になっていたのですが、それは「A.お供が決まっているからです、水戸黄門のように。」ですって。
お供たち(右・左は私たちから向かって見た場合です)
阿弥陀三尊 左:勢至菩薩、真ん中:阿弥陀如来、右:観音菩薩
薬師三尊 左:月光菩薩、真ん中:薬師如来、右:日光菩薩
釈迦三尊 左:普賢菩薩、真ん中:釈迦如来、右:文殊菩薩
多くの場合お寺の本尊は如来であり、水戸のご老公に助さん・格さんが従うがごとく、補佐役の菩薩2人がつく。
この如来+2菩薩のユニットが、三尊形式と呼ばれるブツゾウ活動の最小単位。
天部や弟子、従者といった「眷属(けんぞく)」が周囲を取り囲み、EXILE的にメンバーが増えるケースでも、三尊が判別できればその場の主役が誰で、集合しているのがどのようなメンバーなのか、大まかに理解できる。
仏界には三尊以外にも各種ユニットがあるのだが、三尊、五大明王など、奇数ユニットでは上下関係が生じ、四天王、十二神将など偶数ユニットでは全員同格、という法則もある。
その他面白かったQ&Aは、(以下概略)
Q.なんで怒ってるの?
A.必死だから怒って見えるんです。
(人間界にも往々にしてそういうことってあるよね。でもそういう時って大抵「必死なんだな」なんて思ってもらえないけど
)
Q.オトコですか?オンナですか?
A.どっちでもありません。
(略)
下半身はどうなっているの、という疑問もわくかもしれない。
(いきなりこんな部分からの引用でごめんなさい
でも気にならない?!)
驚くなかれ、経典には如来の身体の特徴として、陰部は「馬陰蔵(めいんぞう)」といって、馬のように体内に引っ込んでいる、とある。仏像でも裸体像に実際の衣を着せる形式のものだと、しかるべき箇所に渦巻きが線彫りされ、人間を超越した存在の不思議さが表現されている。
Q.なんでゴールド?
A.悟ると光るんです。
Q.立ったり座ったりしているのはなぜ?
A.救済方針によって違います。
如来がどっかりと腰を降ろし、結跏趺坐(けっかふざ)を組んでいるのは、そのゆるぎない姿勢に、おろおろと迷い、うろたえる衆生の心も自然と落ち着き、この仏にすがろう、頼ろう、身を任せよう、そしたら何とかなるかも、という諦念と希望が湧いてくるから。
一方、現場を駆け回って「日々是決戦、親身の救済」に尽くす菩薩になると、ちんたら座ってお茶を飲んでいる暇はない。
すっくと立ち、コールがあり次第、24時間いつでも駆けつけてくれそうな臨戦態勢もまた、迷える衆生にとっては心強い限り。
特に地獄方面まで出張救済承ります、という看板を掲げた地蔵菩薩(知らなかった~。お地蔵さんたら石のように動かなそうなのに、フットワーク軽いのね!)は、片足ずつ、二つの蓮華座に乗っている場合がある。
これはSOSを待たずに自ら衆生の中へ入っていこうと、地蔵菩薩が踏み出した足の下で蓮華座が割れてしまったことを意味し、「踏み割り蓮華」と呼ばれる。
弥勒菩薩の半跏思惟像(きれいですよね~)は、56億7000万年後、如来に昇進することが約束された現菩薩、という設定なので微妙に中途半端な体勢。(腹筋鍛えられそうですよね)
・・・などなど。
「面白い」とか言ってはいけないのかもしれないけれど、カタチや表現には意味があって、昔の人(今でも熱心な仏教徒の人にはわかるのかしら?)にはわかる決まりごとが色々盛り込まれているんですねぇ![]()
基本的には芸術は意味など分からなくても心に響けば良いと思っているけれど、意味を知るっていうのも楽しいですね![]()