17歳の自分がしたかったことを
書き出してみて
思い出したことがありました
ようやく出会うことができた
自分の存在を肯定してくれた
大人の男性（の先生）。
その先生が
カウンセリングで私に言ったことです。
あまりに苦しむ状況を見て
「嫌な友達や人間は
頭のなかでころ／しちゃっていいよ。
ゲームするみたいに
みんな消してしまっていいんだよ」
って。
頭のなかで敵を倒したらガン細胞が消えた
なんて話がありましたよね。
それの精神版…なのかな？
ものすごくものすごく柔らかい空気と
優しい笑顔と穏やかな言葉で
先生がこう言ったのです
そんな先生が口にするとは
信じられないような
過激な言い回しだったけれど
たぶん、そのぐらいしていいから
自分を壊してはだめだよって
いい子でいようとしなくていい
自分を守って助けてあげなさいって
周りを責められない私の代わりに
助け舟を与えてくださったんだって
当時でもわかりました。
でも、結局それは私にはできなかったんです。
頭のなかでさえ
そんなことをするのは恐ろしくて
罪人である私がそんなことをしたら
何百倍にもなって自分に返ってくる
そんな気さえして
できなかったんですよね
そのぐらい
私の自尊心は木っ端微塵
だったはずなのですが
このままじゃ終われないって
消えそうな火をなんとか起こして
へこたれた背骨をバキッと治して
大検を取るべく
ヒプノセラピーで暗示療法を受けたのです
学生時代とされる10代は
悔し泣きと嘆き泣きの涙しか知らなくて
幸せだな、嬉しいな
大好きな人との別れがさみしいなって
そんな涙は
嘘みたいに出てこなかった。
感情が一部欠損か凍結していたみたいに。
ああ卒業式でー
泣かないーとー
冷たい人と言われそう〜♪
（by斉藤由貴。笑）
ほんとうに
卒業式も泣けない
お葬式も泣けない
みんなが好きな学校の先生の転勤も
クラスの友達の転校も
周りが泣いているときは
一切涙が出ないから
目の下にメンタムとか塗って
私って冷たいんだなぁ…と思いながら
涙を絞り出していたんです（笑）。
泣くのが正しいとか
そうでないとかじゃなくてね
だから
今、ちょっとしたことで感動して
ありがたくて泣いて
嬉しくて泣いて
別れが淋しくて泣く
弟から、あまりに泣くから
私の涙は水道水だ
とか言われるぐらいに
心が素直に反応するようになった
それが本当に嬉しいのです
歳をとって涙腺が緩んだ感は
否めませんが（笑）
私に
あたたかい涙を教えてくれたのは
出逢ったすべての人のおかげです。
あたたかい涙がいかに幸せなものかを
苦しみと切なさから学びました
だから
17歳の私に言ってあげよう
あと10年生きていけたら
欲しかったものはもらえるよ。
大丈夫
幸せな未来が待ってるからね。
あなたにとって素晴らしい出来事が起こりますように。
あなたの大切な人が幸せでありますように。