先週末、24日(クリスマスイブ
)に さいたま彩の国芸術劇場大ホールで行われた、埼玉オペラ協会「シンデレラ」を観て参りました
出演者の方がご招待下さったので
ありがたかった~
とても良い席に座って堪能してきました![]()
ペローの童話「シンデレラ」は皆さんご存知のお話ですよね。貧しい灰かぶりのシンデレラが継母と二人の腹違いの姉にいじめられて召使い同様に扱われ冷遇されているのだけど、みんなが王宮の舞踏会に出かけて一人いるところ、魔法使いのお婆さんが現れて、かぼちゃを馬車に、ネズミを馬
に仕立て、ドレス
と靴を身に付けた美しい女性に変身させる。王子様
に一目惚れされて夢中になって踊っていたら、約束の12時の鐘。魔法が解けかけて慌てて王子様を振り切って逃げ帰るも、片足のガラスの靴
を置いてきてしまった。。。また元の生活に戻ったのだけど、王子様がどうしてもあの女性を探し出したくて、国中の娘にガラスの靴
を履かせる。ぴったりとあったのはシンデレラ。王子様のお妃
となって幸せになりましました~
。というあれです。
オペラの台本作家、作曲家にも魅力的な題材らしく、ロッシーニが「チェネレントラ」(灰かぶり娘)、そして、マスネが「シンデレラ(フランス語読み=サンドリヨン)」という題で作曲しています。「チェネレントラ」では継母ではなく、継父。魔法使いのお婆さんではなく、王子様の嫁にふさわしい女性を探していた重臣が乞食のふりをして接近、舞踏会へと誘う、ということになっています。またガラスの靴ではなく、銀のブレスレットを自ら渡し、「もしあなたの愛が本物ならこのブレスレットをした私を探し出して下さるでしょう」と言い残して去るし。
やっぱり、イタリア人はちょい、積極的
(自分から仕掛けているなんて”凄い”です
)
一方、マスネの方は原作にかなり忠実。でも魔法使いではなく、妖精の女王
(+6人の妖精たち)。また、童話中に出てこないお父さんが出てきます。(確か童話の中ではシンデレラの両親は亡くなっているという設定だったような。。。)後妻(二人連れ子(シンデレラよりも年上の娘))の尻に敷かれっ放しの弱~いお父さん。でも最後には継母達を追い出して、親娘で静かに田舎で暮らそう(舞踏会の後)と強さと優しさを出す役でかなりの重要人物となっています。やはり、オペラにする以上、登場人物がいろいろいないと寂しい舞台になってしまうからかしらん![]()
![]()
主役の声種も違います。「チェネレントラ」の方はコントラルト(またはメゾソプラノ)、「シンデレラ」の方はソプラノ(レッジェーロ(軽い)からコロラトゥーラかな?)。イタリアものと、フランスもので音楽の感じも全く違うので聴き比べたら面白いですよ~
「チェネレントラ」は私のレパートリーにしなければならないオペラ。。。頑張ろう![]()
さてさて、今回の公演。とても素敵でした
とにかく、舞台が美しい。特に妖精の女王と妖精6人の場面が素敵でした~
6人の妖精たちに持たせたベール(白・水色・薄紫)がなんともいえない効果を出していました。彼女たちの身のこなしも素敵。で、歌手陣も大健闘でした。(残念ながら日本語公演でしたけども、対訳に追われることなくリアルに楽しめて良かったかも)中で、とりわけ素晴らしかったのは妖精の女王を歌われた方です。他の方も良かったのですが、彼女の声は別格。声の飛び、伸びが全然違う。そしてコロラトゥーラの技術も完璧
やはり、なかなか上演されないのはこういう役をピタッと決める事ができる歌手をキャスティングするのが難しい、という事なのかもしれません。。。(海外でもあまり聴けないような気がします) オケも指揮者もとても良い音楽作りで、舞台と一体化していました
BRAVIでした
この「シンデレラ」、実は私も一部分だけ勉強したことがありました。継母のアルディエール夫人でやはり日本語でした。ガラコンサートで、舞踏会に行く前に娘たちに「何としてもこのチャンスを、王子様をGET
するチャンスをものにするのよぉ」とおめかしをさせて、姿勢などのチェックをし、さぁ、三人で王宮に乗り込むわよ~
と意気込むところ(三重唱)です。凄く楽しかった(こういうぶっ飛んだコメディーな役ってあまり無いので)から、今回もその場面では
ワクワク
しちゃいましたね~![]()
ほくろを一杯大きく描き入れて、口紅もぼってり厚い 唇
にして、ごちゃごちゃアクセサリー付けてってやってたけど、埼玉オペラの皆さんは綺麗で品があったなぁ。。。![]()
まぁまぁ、愉しんで頂けていたから良いか。。。比較せんでも。かなり前の事だし~(笑)。
イブの夜
、浅田選手の演技が気になりながらも、素敵な舞台に酔いしれたひと時でした~
出演者の皆さま、お疲れさまでした!ありがとう、愉しい舞台![]()
