大学時代に読んだことがあるような
習ったこともあるような。
ニーチェやフーコー、カントなど、
当時は読んでも正直さっぱり。
でもアフリカで、特にナイジェリアでは
階級のこと、植民地主義、帝国主義など
考えざるを得ない。
ケニアよりもそれを痛感する国。
おそらく貧困の差が半端なくすごいから。
ラゴスには商社の駐在員の方が多く、
治安や娯楽の無さから、
よく食事をしたり、土日にお会いしたり。
そんな際に、よく本を貸してもらう。
(私はあまり多くの荷物を持ってこれなかったので
娯楽関係はほとんどない。)
商社の方は、だいたいが2-3年で交代されるので
家も引き継ぎのため、本やDVDなどもたまっていく。
それをおこぼれでお借りする。
ニーチェもそうだけど、フランス哲学者の
アランの本なども。
生活や仕事の環境の大変さもあって、
そのような哲学の本が、身に染みる。
もしかしたら年齢を重ねたから、
経験を重ねたから、よりそれら哲学の本などが
20歳のころよりも、実感としてより深く
感じることができるからかもしれない。