たぶんこの言葉を聞いても、いったい何?
と思う人が多いだろう。
ナイジェリアでおそらく一番有名な女性の小説家。
しかもわかい。(私より2-3歳若いかな)
ナイジェリアのビアフラ戦争を描いた本や、
彼女のアメリカ留学などの経験も交えた
私小説的な本もあり、それらも有名。
ただアメリカで有名になったのは、おそらくTEDから?
フェミニズムの本や講演などが任期らしい。
日本語にもなっている。
彼女の小説『アメリカーナ』では、
ナイジェリアなどアフリカの人々は、アメリカにわたると
「黒人」になる、と。もちろん肌の色や人種が変わるわけではなく、
ナイジェリアでは人種として意識されないけど、
アメリカだと、ほかの人種やエスニシティ、また
黒人といっても、アメリカ生まれのいわゆる「アフリカ系アメリカ人」
と呼ばれる黒人と、アフリカ出身の黒人では
アイデンティティも違う。
おそらくそのような人種、エスニシティのことは
日本ではあまり理解されないと思うけれども、
それはただ単に人種のことだけのことではなく、ジェンダーや階級、
社会の中では、特定の集団がカテゴライズされていく
過程のことも含む。そのような包括的な視点も踏まえた
小説、そしてフェミニズムの本。
これまでケニア、ガーナなどの国で過ごし、
またほかのアフリカの国々にも行ったけれども、
ナイジェリアが自分の肌の色を一番きにしなくていい
国だった。
この国では、お金持ち、かそうでないか、
の方が人種より、区分をするバウンダリーだから。
アフリカからきた