今回は、悪阻や生理痛、子供のアレルギーや発達障害の原因と、原因除去に関してお伝えしようと思います。 長いので、2回シリーズにします。
そして、今回も長文ですが、全てが繋がっているので、関連性があるという事を少しでも理解して頂ければ幸いです🌿
🔶第1章:ホリスティック栄養学で見る“現代の不調”の根本原因
(つわり・生理痛は“体の声”。見落とされてきたデトックスのサイン)
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今、つわり・生理痛・子どものアレルギーや発達障害といった不調が急増しています。
ですが、これらは本当に「体質」や「年齢のせい」「仕方のないこと」なのでしょうか?
欧米ではいま、こうした症状を「病気」や「異常」としてただ抑えるのではなく、“体からのメッセージ”として受けとめようという流れが広がっています。
それが、「ホリスティック医学」や「ホリスティック栄養学」と呼ばれるアプローチです。
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🌱 ホリスティックとは?
「部分」ではなく、「全体」を見る視点。
• 症状だけを見るのではなく、腸・肝臓・血液・ホルモン・神経・感情すべてを“ひとつながり”として捉える
• 体に起きることにはすべて理由がある
• 「何を抑えるか」ではなく、「なぜそうなったか」を探って整えていく
この視点が、今まさに世界の最先端の健康意識として見直されているのです。
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🌱 目には見えないけれど、積み重なっている“負担”
現代の女性や子どもたちに起きている不調の多くは、私たちが毎日接している「食事・環境・ストレス」から生まれています。
特に大きな影響を与えているのが、
✅ **加工食品や腸加工食品(腸を壊す嗜好品)**の存在です。
• 袋や缶に入ったレトルト・冷凍・インスタント食品
• コンビニスイーツ・菓子パン・アイスクリーム
• SNSで流行っているフラペチーノやタピオカドリンク…
これらに含まれる保存料・乳化剤・香料・人工甘味料・乳製品・カフェインなどの成分は、
一見すると小さな刺激ですが、腸・血液・ホルモン・神経にじわじわとストレスをかけていきます。
さらに、柔軟剤・シャンプー・化粧品・薬・ワクチンなどの経皮毒や化学物質の蓄積も、
気づかないうちに「出せないもの」として体の中に蓄積されていくのです。
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🔶第2章:つわりや生理痛は、“出せないもの”が溜まりすぎたサイン
妊娠中のつわり(悪阻)や、毎月の生理痛・PMSなど、
女性特有のつらい症状もまた、**体の異常ではなく、“本来の調整機能が働こうとしている証”**とも言えます。
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🌿つわりは、赤ちゃんからのメッセージ
妊娠すると、体はこれまで以上に「解毒と排泄のスイッチ」を入れ始めます。
なぜなら、これから育てる赤ちゃんと血液を共有するため、
「ママの体にある余分なもの(毒素)を、まずは出さなければならない」からです。
でも、その体がすでに
• 添加物や加工食品でいっぱい
• 柔軟剤や香料に囲まれた暮らし
• 便秘・冷え・低体温などが続いている
という状態だったら…?
💥体は出したくても出せない → 「つわり」という形で“詰まり”が表に出てくるのです。
決して「弱いから」ではなく、
命を守るために、体が“警報”を出している状態。
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🌱生理痛も、体の“浄化スイッチ”が詰まっている証
ナチュラル・ハイジーンの松田麻美子先生も伝えているように、
本来、生理とは「1日で静かに終わるくらい、軽くて楽なもの」だったはず。
• 生理痛
• 大量の経血・塊
• イライラや落ち込み(PMS)
• 腰痛・頭痛・過眠…
これらは全て、出すべきものが“出せない体”になっているサインです。
特に、腸と肝臓が疲れていて排泄力が落ちていると、ホルモンの代謝がうまくいかず、**エストロゲン過多による“過剰な生理反応”**を起こします。
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🔶第3章:解毒が追いつかない時代の「静かな病気」
私たちの身体には、本来、肝臓や腸、皮膚、肺などが連携し、日々「解毒・排泄」の仕事をしてくれています。
ところが今の日本の食環境と生活スタイルでは、
その**“排毒キャパ”をはるかに超えるほどの毒の摂取と曝露**が、日常的に起きてしまっているのが現実です。
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🌱食から入ってくる“見えない毒”
たとえば私たちが日常的に口にしているもの──
コンビニ弁当やパン、アイス、ドリンク、スナック菓子。
こうした加工食品や超加工嗜好品には、保存料、着色料、人工甘味料、乳化剤、香料などの食品添加物がふんだんに使われています。
これらは、腸内環境を破壊し、肝臓に負担をかけ、神経系にもじわじわと影響を与えるといわれています。
特にフラペチーノやアイスクリームのような“冷たくて甘くて乳製品ベース”の嗜好品は、
糖と脂肪と添加物のオンパレード。しかも体を冷やすことで代謝力まで落としてしまいます。
また、外食やお惣菜なども例外ではなく、
安価な植物油(トランス脂肪酸)、輸入肉に含まれるホルモン残留、調味料の添加物などが体に入り込み、長期的に肝臓・腎臓の負担となります。
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🌱皮膚・呼吸からの“経皮毒”
食品だけではありません。
今、女性や子どもたちの不調の原因として見逃せないのが、
「経皮毒(けいひどく)」=皮膚や鼻腔などから入る化学物質の存在です。
例えば、柔軟剤や合成香料入りの洗剤、消臭スプレーなどには、
トルエン・ベンゼン・フタル酸エステルなどの有害化学物質が含まれ、
呼吸器やホルモン、神経発達に悪影響を及ぼすとされています。
さらにシャンプー・洗顔料などに含まれるラウリル硫酸Naや防腐剤、界面活性剤なども、
頭皮や皮膚から直接吸収され、自律神経やホルモンバランスに影響を与える可能性があります。
こうした経皮毒は、肝臓を通らず血中や脳へダイレクトに届いてしまうため、
体内で処理されにくく、じわじわと蓄積していくのです。
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🌱空気・水・環境からの“毒”
さらに忘れてはいけないのが、
空気・水・土壌など、環境から日常的に取り込まれてしまう毒の存在です。
・排気ガスやPM2.5などの大気汚染物質
・農薬(グリホサート、ネオニコチノイドなど)
・水道水の塩素や残留薬剤
・化学物質過敏症の増加(特に小児に顕著)
これらは、毎日吸って、飲んで、触れているもの。
避けたくても完全には避けられない…だからこそ、「出す力」がますます重要になるのです。
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🌱溜まった毒がもたらす症状と病気
こうした“入ってくるばかり”の生活では、
本来の排毒機能が追いつかなくなり、身体にはさまざまなサインが現れてきます。
最初は…
• 慢性的な疲れ、眠気、集中力の低下
• 肌荒れ、ニキビ、乾燥、アトピー
• 頭痛、めまい、便秘やガス、冷え・むくみ
• PMSの悪化、生理痛、不正出血
• アレルギー症状の悪化(鼻炎、喘息、蕁麻疹など)
こうした症状は、“体の中の排毒ルートが詰まり始めているサイン”です。
それでも放置し続けていれば、数年〜十数年かけて、より深刻な疾患へとつながることも。
たとえば…
• 代謝系:肥満、脂肪肝、糖尿病、インスリン抵抗性
• ホルモン系:子宮内膜症、不妊、甲状腺異常、月経異常
• 神経・精神系:うつ症状、パニック障害、自律神経の乱れ、発達障害
• 免疫系:自己免疫疾患、化学物質過敏症、慢性アレルギー
• 腫瘍系:乳がん、子宮がん、大腸がん、甲状腺がん(ホルモン依存性がん)
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✅ なぜ今、体が“出せなくなっている”のか?
理由はとてもシンプルです。
• 食べ物からも、皮膚からも、空気からも“毒”が入り続けている
• でも、その毒を「出す力」が育っていない、もしくはもう疲れ切っている
• 解毒の中枢である肝臓や腸はすでに“処理オーバー”状態にある
これでは、不調が出るのは当然です。
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🌱でも、体は本来「出せる力」を持っている。
希望はあります。
つわりや生理痛、アレルギー、慢性的な疲れ。
これらは「毒を出せないサイン」かもしれない。
でも、“出せる体”に整えてあげさえすれば、変わっていくのです。
そのヒントを、次回の【シリーズ②:解毒できる身体】でじっくりお伝えしていきます✨