炎天下で汗をかいたあと、子どもに「ポカリ飲んでおきなさい」と渡す親御さん。


外仕事から帰ったお父さん、部活帰りのスポーツ少年たち――


でも、ちょっと待ってください。本当にその1杯、体にやさしい水分補給になっていますか?


実は今こそ見直したいのが、昔ながらの「麦茶」そして「塩麦茶」なのです。





✅麦茶が“命の飲みもの”といえる理由

🍵ノンカフェインで誰でも安心

麦茶はカフェインゼロ。
だからこそ、小さな子どもから高齢者、妊婦さんまで、誰でも安心して飲めます。
カフェインの利尿作用もないため、汗で失った水分が無駄に排出される心配もありません。





🌿自然なミネラルがやさしく補える

麦茶にはカリウム・マグネシウム・リンなどの微量ミネラルが含まれ、
汗で流れやすいミネラルを自然な形で補給できます。

市販のスポーツドリンクのような人工的なミネラルや添加物ではなく、
**体にスッと馴染む“まるごとの栄養”**です。



 

🌿香ばしさの正体=アルキルピラジン

麦茶の“あの香ばしい香り”、実は**「アルキルピラジン」**という成分。
この成分には

• 血液サラサラ作用
• 抗血小板作用(血栓予防)
• 抗酸化作用(老化・炎症予防)

…といった、まさに夏バテ・熱中症・血流不調から体を守るチカラがあります。





🌿胃腸にもやさしく、冷やしても安心

冷たい清涼飲料水は胃腸を冷やしすぎて負担に。
でも麦茶は、焙煎の温性+ノンカフェインの穏やかさで、冷やしても胃に優しい飲みものです。

夏バテ・食欲不振の時も、スーッと体にしみ込みます。





✅さらに強化する「塩麦茶」と「梅干し」

麦茶+天然塩=最強の経口補水液!

麦茶に天然塩をひとつまみ加えると、
それだけで「昔ながらの経口補水液」になります。

特におすすめなのは、
ぬちまーす・粟国の塩・海の精などの“本物の塩”。
→ ナトリウムだけでなく、マグネシウム・カリウムなど自然のミネラルが豊富!


塩麦茶!私も調べてて今回初めて知ったのですが…

塩麦茶はいつ頃まで飲まれていたの?

【主に昭和30〜40年代まで】 

• 特に**農村部や地方の暑い夏の現場(田畑・漁業・工場など)**でよく飲まれていた

• 「麦茶に塩ひとつまみ」は、熱中症対策や疲労回復のための“手作りポカリ”

• クーラーも清涼飲料水もなかった時代、家で麦茶を沸かし、塩で調整するのが当たり前だったようです





🌿さらに梅干し1個を添えれば完璧!

• クエン酸で疲労回復
• ナトリウムとカリウムが絶妙なバランス
• 抗菌作用で食中毒予防にも

「麦茶+塩+梅干し」

これはまさに、**日本の夏に適応した“命のトリオ”**といえるでしょう。
 



✅どうやって作るの?おいしい麦茶の煮出し方

〈材料〉
・水:1〜1.5L
・麦茶(粒 or ティーバッグ):1袋(または30g程度)
・天然塩:ひとつまみ(お好みで)

〈作り方〉
① 水と麦茶を鍋に入れて強火で沸騰
② 沸騰したら弱火にして5〜10分煮出す
③ 火を止めてフタをして5〜10分蒸らす
④ 粗熱が取れたらガラス容器に移し、冷蔵庫で保存(1〜2日以内)

📌煮出すことで、成分抽出&抗菌性UP!
📌「粒タイプ」は香ばしさ&成分ともに最強。ティーバッグなら無漂白を選んで◎





🌿昔の知恵は、やっぱりすごかった

• スイカに塩をかける
• 枝豆やとうもろこしを塩茹でする
• 梅干し+お茶でひと休み

すべてが**「汗で失うミネラルを、自然に補う知恵」**だったのです。
ポカリやアクエリがなかった時代に、
私たちはちゃんと体の声を聞いて暮らしていたのかもしれません。





🍀まとめ:本当に体が欲している1杯とは?

麦茶は、ただの飲み物ではなく、
**体と命を整える“薬草のようなお茶”**です。

「とりあえずポカリ」から、「本物の麦茶」へ。

体にやさしい夏の習慣、はじめてみませんか?🌿