今日は、栄養学界のアインシュタインとも言われるコリンキャンベル先生のご著者「WHOLE」より…、一部抜粋させて頂きす。
薬や外科治療より効果的な食事
病気の治療に大金がつぎ込まれているにもかかわらず、私たちの健康は改善されていません。約束された革新的な病気の克服は常に10年先にあり、私たちが追いかけるのと同じ速さで常に遠ざかっていきます。遺伝子研究は、プライバシーが破られるという悪夢のシナリオを作り出しています。また、どこかの偉い遺伝学の先生が女児の指からちょっと細胞を取り出し、DNA検査を行い、その結果、将来的に乳がんにかかる可能性があると予言されたがために心臓が止まるほどの恐怖に襲われた母親が、まだ若い娘の胸を切り落としてしまうような悲劇的で間違った解釈が導き出されるケースもあります。
いずれにしても、非常にがっかりする状況にあると言わざるを得ません。
しかし希望の光はあります。実際のところ元気で健康な状態の獲得、維持、回復に、医学的なブレイクスルー(進歩)や遺伝子操作は必要ないのです。私だけでなく他の多くの研究者の半世紀にわたる研究の結果、私は次のような確を持つに至りました。
・私たちの健康を決定づける要因として、DNAや環境の中に潜んでいる邪悪な化学物質の大部分よりも、私たちが日々何を食べるかのほうがずっと大きな影響力を持つ
・私たちが摂取する食べ物のほうが、最も高価な処方薬よりも迅速かつ効果的に効き、最も優れた外科手術よりも劇的に回復させることができ、しかもプラスの副作用しかない
・食べ物を選ぶことでがん、心臓病、2型糖尿病、脳梗塞、黄斑変性、片頭痛、ED、関節炎を予防することができ、予防可能な病気はこれだけにとどまらない
・良いものを食べ始めるのに遅すぎるということはない。良い食事を取ることで、これらの症状の多くを改善させることさえできる
つまるところ、食べ方を変えるだけで、自分の健康を良い方向へと変えることができるということです。
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先日のりんごの抗酸化力の記事も、コリンキャンベルのご著者を参考にさせて頂いています。
36兆個とも言われている細胞も、
その36兆個とも言われている細胞に栄養を届けている血液も血管も、
腸内細菌も、脳も…、全て自分が吸っている空気と、口に入れている水分、食べ物から作られているんです。