うつみん、こと、内海聡先生のご著者、
「2025年日本はなくなる」から…



ネオニコチノイド系の農薬と同様、世界的に規制の強化が進んでいるのはグリホサート系の農薬です。

グリホサート系の農薬は、植物の成長に必要はアミノ酸生成をストップさせる作用をもつ非常に強力な農薬です。 国際がん研究機関(IARC)は2015年に「ヒトに対しておそらく発がん性がある」とし、危険度を示す5段階評価のうち上位から2番目に分類しています。

フランスてわは2019年に、グリホサートを有効成分とする一部の製品の販売禁止を決定。 ベトナムでも同年に輸入禁止、ドイツではら2023年までに全面禁止とするなど外国でも規制の動きがみられます。 アメリカでは大規模訴訟が行われ、日本円にして1兆円以上の和解金がドイツの化学工業および製薬会社のバイエルから支払われています。 (←先日、これは私も☕️記事にもしてます)

一方、日本はというと、これまた世界の潮流に逆らって、これまでの規制を緩和しているのです。 2017年にはグリホサートの残量基準値を引き上げ、従来と比べるとトウモロコシが5倍(←過去にもお話ししてますが、ありとあらゆるもの添加されてる植物油脂、コーンシロップ、異性化糖…他諸々)、小麦は6倍、ライ麦が150倍と大幅に使われるようになりました。

グリホサートを主成分とした有名は商品なは「ラウンドアップ」があります。 日本のホームセンターでも手軽に入手できる除草剤です。

ラウンドアップはベトナム戦争で使用された枯葉剤を作った、アメリカの悪名高き会社モンサントさんまで1974年に発売されました。 モンサント社は世界中でその悪行が批判が集まる中、2018年にバイエル社に吸収されましたが、ラウンドアップの在庫は山ほど残っているという状態です。

〜一部省略〜

そんなふうに世界中からラウンドアップを締め出しているにもかかわらず、わざわざお金を払って輸入して、近所のホームセンターの店頭で手軽に買える国が存在すます。 世界で唯一といっていいほとバカげたその国が日本なのです。

〜一部省略〜

かつて、レイチェル・カーソンが著した「沈黙の春」では、農薬をはじめとする化学物質を使用することで、鳥のさえずりさえも聞くことができない春が訪れると警鐘を鳴らしました。日本ではいよいよそれが現実味を帯びて迫ってきているというのに、国も人々も一向に関心がないのはなぜなのでしょうか。

ま、もう関心も手遅れなんですが。



以上、ご著者より。















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