今日も内海聡先生の記事からのシェアです。
ペットボトルのお茶🍵からも検出されるのは有名な話し。
・・・・・・・
ネオニコチノイドの緩和(重要)
農薬がなぜダメなのかどれくらい危険なのかということは、ほとんどの人が理解できないようです。科学的にいえば農薬は精神薬と同じ強力無比な神経細胞毒で、脳細胞その他をどんどん死に至らしめることがわかっています。しかしここもほかの社会毒と同様すぐに影響が出ない、蓄積されていくというのがポイントです。
ネオニコチノイド系は神経を興奮させ続けることで虫を死に至らしめる毒物で、世界各地でミツバチが姿を消していることが話題になっています。フランス、イタリアなどでは使用が禁止されており、自然の山の水、何々山のわき水などにはすでに、大量のネオニコチノイドが混入しています。世界で一番汚染された自然は日本かもしれません。
ネオニコチノイドの特徴は水溶性の部分で、昆虫の神経伝達を狂わせて殺す作用があります。殺虫成分が根などから作物に浸透し、作物全体に移行していくのは水溶性の作用といわれています。昆虫はこれにより死んでしまいますし、樹液や蜜を吸っても毒が回っていくことになります。これに伴いミツバチ大量死の原因になっていると指摘されています。
このためイミダクロプリドやクロチアニジンはフランス、ドイツ、イタリアなどで厳しい使用制限が課されています。2009年、日本でミツバチ不足が指摘され騒ぎになりましたが、政府は何の対策も取っていません。去年でしたか、厚労省はネオニコチノイド系農薬の食品残留基準を緩和しました。これによりおバカな日本人はこの農薬の毒性が低いと錯覚しています。
環境NGOのグリーンピース・ジャパンは声明を発表してますが、「残留基準の引き上げにより、政府は危険なネオニコチノイド系農薬の摂取を増加させている。同農薬が人や環境へ及ぼしうる悪影響に関する科学的証拠や、世界で次々とネオニコチノイド規制を導入する国が増えている流れに逆行している」と批判しています。はい、そのとおりです。
もともと世界でも一番くらい高い農薬基準値でしたが、今回の緩和によりそれがけた違いになります。政治的に言えばヨーロッパでネオニコチノイドが売れなくなったため、おバカな日本人に買ってもらおうと、大幅な規制緩和を農薬メーカーが申請しました。要するに在庫処分と棄民政策であって、それをさらに処分していくために畑だけでなく山や森にも撒いています。
このネオニコチノイドは興奮性農薬のため、組成上は覚せい剤に近くて子どもADHDになることが指摘されています。また知的障害も増えることが指摘されています。これはアセチルコリンの働きを狂わせるので当然です。またネオニコチノイドの怖いところは、水溶性の部分で浸透してしまったものは、洗い流しても落ちることはほぼないということです。
経団連との癒着も指摘されています。ネオニコチノイド系農薬の最大手“住友化学”会長で経団連会長の米倉氏がごり押ししたと、一部ネットで報じられています。これを森に撒こうとしている自治体として松本市があります。松本市といえば市長が医者かつ反原発で有名だそうですが、私はもともと大嫌いで以前に批判を書いたこともあります。まあ、ワクチンも推奨しているような人ですから。
結局みな何も知らずに政治家の口車に乗せられていきます。情報を集めて理解していると思っている輩ほど、相手にしてみればたやすいものです。あと、ネット民や陰謀論者ほどたやすくダマせる人たちはいません。ネットで騒ぐ前に現実と現場の裏側を見てほしい、メディアなんて上っ面しか見ませんのであてにしてはいけません。どの世界にも複数の意図があるのです。