東京都の最低賃金は10月3日以降、昨年から63円引き上げて時間額1,226円になります。
会社の最低時給は都の最低時給とほぼ連動しているので、10月以降一番時給が低い方で1,230円になると思います。
そしてわたしの知る限り、会社で一番長く勤めてくださっている(勤続25年くらい)のベテランパートさんの時給は1300円くらいです。
つまり最近採用された新人パートさんと70円しか時給が変わらない![]()
確かに業務内容はある程度決まった事務作業で専門性や資格なども必要ない内容ではあります。
それでも長年勤めてくださる方は経験、社内知識、人脈なども当然積みあがるので、とても頼りになる方々が多いです。
昔、私が入社した2000年前半くらいは東京都の最低賃金が700円ちょっと、703円~710円くらいで数年変わらないこともありました。
当時、入社したばかりのパートさんは最初は時給710円、毎年10円~20円ずつ上がっていって、最高で時給1200円くらいだった、と先輩に聞いたことがあります。
勤続年数や能力によって500円くらい差がついていたわけです。
20年以上たって、当時から勤めてくださっているパートさんはいま1300円の時給になっているとしても、都の最低時給は1226円、ご自分の時給とつい最近新しく入ってきた方の時給が数十円しか違わないことには当然気が付いているでしょう。
それでも働き続けてくださることに日々感謝と、ちょっとだけ申し訳なさを感じます。
時給を決めるのは一緒に働いているわたしたち社員ではなく、人事部で一括更新なので口出しすることはできないのですが、
物価高で人手不足のこのご時世、もう少し時給の上限が上がってほしいと思いつつ、
一方で時給が上がるとパートさんの年収の壁問題にも当然ぶつかるわけで、板挟みのような状態になっているのは日々実感しています。
わが社、数年前までパート社員には有給がありませんでした。
正確には法律的にはあったはずですが、それを通知などしないで、「有休がとりたい」と申告してきたパートさんにだけ有給休暇を取らせていた状態でした。
さすがにここ数年、コンプライアンスを意識するようになったのか、契約更新の際にそれぞれの方の勤続年数と勤務時間から
「あなたは来年1年有給休暇を〇日とれますよ」とお伝えして実際に使ってもらうように促すようになりました。
社会も会社も少しずつ変わっていっています。
