偲び
そこには僕が今まで見たことがない
親友の顔があった
溢れる涙を抑え切れず
グチャグチャになった世界で1番ブサイクな顔が
そして その理由はただひとつ
僕の親友は見たからなんだ
世界で1番美しく穏やかな顔を
世は皆無常なり
変わらないものなど 決してない
いや 違う
僕は変わらないものを見つけた
永遠に色褪せないものがある
自分の胸の奥に問いかけてみる
それを色褪せさせているのは 自分じゃないのかと
自分の心に問いかけたとき
気付くことがある
世の中色褪せないものが本当にたくさんあるということを
でも そんな想いとは裏腹に
自分の想いも誰かの想いも
そんなたくさんの想いとは また別に動く世界がある
そして それはナニモノにも動ずることなく
決して変わることも色褪せることもない
そう 永遠を約束してくれるという
自然の摂理を宿す光に満ちた涙が溢れる世界がある
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TFR
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