■2013年までに動画ファイルの占めるトラフィック量は90%となり、携帯機器でも64%に達する
本日(米国時間6/9)Ciscoが公表したIPトラフィック予測によれば、2013年までに年間のIPトラフィック量は3分の2ゼッタバイトに到達するとのことだ。「ゼッタバイト」というのは何か。これは1兆ギガバイトのこと。想像もできない単位だ(記事を書く際にも調べなくてはわからなかった)。そして3分の2ゼッタバイトというのは、現在のトラフィック数の5倍ということになる(下に掲載した表をご覧頂きたい)。
トラフィック量の増加をもたらすのは動画だと予測されている。Ciscoによると、2013年におけるコンシューマートラフィック(全トラフィック量の大半を占める)の90%が動画によるものとなるだろうとのこと。またモバイル機器によるトラフィックについても、2013年までには動画が64%に達するだろうと予測している。Ciscoのレポートは、同社による希望的観測という面もあるだろう。ブロードバンドの利用が増えれば増えるほど、ネットワーク関連機器の売上げが伸びるということに繋がるからだ。ただ、そのCiscoが提供しているネットワーク機器間でやり取りされるデータを元にしているわけで、巨大動画ファイルで数値を水増ししているわけでもなく、一面の真実をとらえてもいるものだ。
Ciscoはモバイル動画の利用率が今後増加していくだろうという見通しを持っている。2008年には月間33ペタバイトだったが、2013年には2,184ペタバイト(すなわち2エクサバイト)に達すると見込んでいる。これは月間成長率131%で達成される数字だ。この数値だけでもかなりのものに思えるが、全体のトラフィック量で見ると、モバイル機器によるトラフィック量はわずか4%を占めるに過ぎない(Appleが最終的にiPhone 3GSを動画対応にしたのは良い決断だった)。以下の表に、今後動画によるトラフィック量がモバイル通信にてどのように遷移していくのかというCiscoの予測値を掲載しておく。グラフの緑色の部分が動画を示す。やりとりされる通常のデータ(ダークブルー)も急速に増えていくと予測している。
現在の3G携帯電話では、この131%にも及ぶデータトラフィックを賄いきれない。しかし次世代の「3.5G以降」(緑)や、ラップトップなどのポータブルコンピュータ(オレンジ)によって支えられることとなる。また2013年までには携帯電話とポータブルコンピュータの区別も取り払われているに違いない。そんな時代を迎えるまでのつなぎとして、CiscoはiPhoneおよびBlackberry用のネットワーク速度無料計測ツールを提供している。
出典:TechCrunch Japan


