ありがとう | 魔法の秘密基地。

ありがとう

同じ職場で働く子が就職決定した。
今私は夜のアルバイトを探してるんだけど、それだけでももーね、一苦労。そんな時代に、本当に良かった。終わりじゃないけど、始まりだけど、安堵した。

約1年半一緒に仕事をした。
“それだけだよ”と言いたい。

それだけじゃあないから、敢えてそう言いたい。

鯛焼き食べながら屋上で夜空を見上げてくだらない話をした。

何かをふわふわ、風に乗せる為にしゃぼん玉を飛ばした。

時には意味のない事で笑い転げたり、夢とも現実ともつかない話の中で泳いで、溺れて、涙の大洪水。

こんな人になりたいと思った。頭がいいのにあほな事ばっかり言う。
相手の視点まで降りてくれる。

私は小さい頃、本当に子供らしくない子供だった。
感情を見せるのが恥ずかしかった。常に冷めていた。

感情を見せると周りの大人達が音を立てて、ささくれだって、そわそわし出すのが解った。だから感情を見せないのが優しさだとも思っていた。

この1年半、子供の中の子供だった。
彼は私の失われたはずの子供の時間を私にプレゼントしてくれた。
目に見えるモノが鮮やかだ。
鼻を突く香気が瑞々しい。

そんな人と離れてしまうのはやっぱり寂しい、だけでは足りない。
友達でいてくれてありがとう。
本当に会えて良かった。

世界は素晴らしい。汚い、綺麗、ホームレス、お金持ち、犯罪者、裁判官…色んなものを、人を飲み込んで、包み込んで世界は、ある。
残酷であり、優しくもあり。
“美醜”という言葉が一等好き。

わるいことも、いいことも、この男の前では全てOK。
気は短いのに何故か包容力があるのだ。
不思議だなー。
沢山、沢山言いたいことはあるけどもう少し時間はある。
ゆっくり話させて頂戴。
短気おこさんでね。