久々 | 魔法の秘密基地。

久々

通り過ぎていく雨が、その冷たさが、その残酷なまでの優しさが、どうかすんなりと消えるようになくなりますように。
9月いっぱいで夜のアルバイトを辞めた。思えばずっと働いてばかりで、遊びたくても何故か働いていて、疲れていた。
“疲れていた”という言葉を発するとき、涙混じりの嗚咽が当然のように出てきた。悲しくなんかないのに。

田舎で生活をしようと思った。楽がしたい。音楽も沢山聴きたい。安心感が欲しい。
酷い話だ。

それを相方に相談した。自分が楽になる為に。酷いよな。

“そしたら僕も佐賀に行く”と簡単に、赤坂や、代々木に行くようなテンションで言った。
まだ2ヶ月も経っていない。

嬉しい反面、ひとりの人間の人生を棒にふるようで、勿論頷けなかった。

悲しいわけでもないし、嬉し涙でもない、帰って1人泣いた。

私なんて通り過ぎられて、すぐに忘れられてしまえばいいと思っていた。

季節がどんどん加速して、前の秋の銀杏の実の匂いが思い出せないように、前の男の人の香水の匂いが思い出せないように。

こんなこと書いてるけど腹は減るし睡魔は容赦ない。

早く雨あがらないかな。