お弁当 | 魔法の秘密基地。

お弁当

この前お弁当を作った。5年振り位だと思う。
冷食使っても面白くないから品数を沢山揃えて。
そんな大層美味いモノでもないけど何だかちゃんとしてる人みたいで気分が良い。
作るのはいいけど、すげー余る。
腐ると嫌だからぼんぼん捨てる。
節約のつもりが全然そうはならない。


日々の生活で孤独を感じる事はそんなにない。小さい頃、暫く一人っ子状態だった時の耐性がついているのかもしれない。人混みの中にポツンと1人でいたり、川縁でお茶しながら空を眺めたりするのは心地良いし、不足は無い喜びだ。

だけど、こうやって“おかずが余る”という、ささいな事で喜びは躓いてしまう。頼りないね。たまに誉めてー、と思う。甘やかしてー、と思う。

度々こういう瞬間が訪れる。

湿った6月の匂いの間に夜爪を切る音がすべり込む。
ぱちん、ぱちんと。生きるってこーゆー事なんだろうなぁ、とぼんやり思う。
あくびをする。

おろちょん食べて、珈琲飲んで、騒いでね。一番大好きな友達と話して、ふざけて。すげー楽しいの。
けれど、ふと襲う寂しさから目を背ける訳にはもうできない。そいつはきっと何度かバウンドして必ず私を穴に落とす気だ。
おぉ怖っ。

考えてたら深爪した。

痛いよー。