離婚 | 魔法の秘密基地。

離婚

先輩夫婦が離婚したらしい。


信じられなかった。6年近く付き合って結婚。2年位の結婚生活。
子供はいないので唯一の救いかもしれない。子供にはお父さんの肩車が必要だと思う。

離婚って何なんだろうな、と思う。
私自身の戸籍はまっさらだ。たぶんこれからも。寂しくもあるが、それが現実。
親の戸籍はバツやら追加やら消滅やらやたら騒がしい。

始まれば終わりに行き着く、ということが諦めのような、私の中では当然の事が“始まり”を望まない。あ、今書いてて気付いたな。そーゆー事だったのか。

6歳の時離婚した。私は忘れていたのだが父が覚えていた。当時、“男と女だもんね、しょうがないね。”と言ったらしい。
我ながらほとほと感心する。大泣きして縋れば良かったのに。親と私は別人格で、ひとりの人として見た時に愛していない相手とずっといるのは本来苦痛なのだ。その時は子供としての役割を捨てた。極限に至ると全て諦めて投げてしまうのは今も変わらない。
何故そんな事も出来なかったのか、あんぽんたんである。

別れではない。契約が切れるのだ。ただそれだけだ、とも思えない。
ひとつひとつ積み上げた時間が、笑いあったり、悲しんだりした日々が無に還る。

離婚の原因は聴いていない。話したければ話すだろうし、たぶんデリケートな問題だろう。
根掘り葉掘り聴いても私は癒せないし、相槌にも正直、困る。ただ、申し訳ない、予感はあった。
結婚した事無いからわからないけど色恋は長く続かない。自分の母親がそうだったからそう思う。


今度一緒に飲む予定だ。会った瞬間に涙をこぼさないように、できる限り感情を平坦にして会おう。自信はないけど。
名字変わっちゃいましたかって笑って言えるように。