里親になるなんて、不安しかない。

なりたいけど、自信がない。

産めなかったけど育てたいなんて、わがままだろうか。

前向きになったり、後ろ向きなったり。

気持ちがコロコロ変わる。


しっぽ『色々心配だよね』
まさお『そうだね』

しっぽ『色々楽しみだよね』
まさお『そうだね』


これはもう、周りから固める作戦しかない。

家族、かかりつけ医、カウンセラー。

大事な話ができる友達はいない。

とりあえず話せる人には話して、逃げ道を塞ごう。

そして気持ちを高めよう。


しっぽ『精神科の先生からOKが出なかったら嫌だから、元気ですって嘘ついてもいいかな?』
まさお『いつも通り、話したいことを話せばいいよ。
今すぐ受け入れられなくても大丈夫だから』

私の病気のせいで、受け入れ断念なんてことになったら嫌だ。

まさおはまだ30代だけど、私は40代半ば。

ゆっくりしていられない。

焦る、焦る。

お孫さん?って言われないかな。

おばあちゃん?って言われないかな。

受け入れた子どもがかわいそう。


逃げ出したい。

不安定な自分をコントロールできない。

まさおに申し訳ない。