里親登録できるかどうか、確定まであと2ヶ月。


研修や実習が全て終わったら、審査が行われる。


直近の予定は、児相の職員が私の通院へ同行することになっている。


精神科へ。


子どもを養育できる状態かどうか、先生の意見を聞くそうだ。


前回の診察の時、里親登録を希望していることは伝えている。


先生『子育ては1人でするものではないから、あらゆるサポートを受けながら、やれる人がやればいいと思う。

もしかしたら、朝一あなたが動けない日があるかもしれない。

そういうことを児相がどう判断するかだと思う。


全部、話して大丈夫?』


しっぽ『はい。大丈夫です』


本当に、全部話されて大丈夫なのか?


でも仕方ない。


誤魔化せないし、逃げも隠れもできない。



児相の職員にはPTSDのことを、フワッと伝えた程度だ。


うつや不安障害など、複数の疾患を併発している。


それを、先生がどう説明してくれるのか。


そして、児相からどう判断されるのか。



里親登録の審査に通るかどうか、不安要素は私の精神疾患だけだ。


提出物も身辺調査も実習も、順調に進んでいると思う。


だから、余計にまさおに申し訳ない。


ダメだったら私のせいだ。



最近は買い物に行くと、ついつい子ども用品に目がいってしまう。


まさお『このプールだと庭に置けるね』

しっぽ『滑り台、付いてる方が良くない?』


まさお『チャイルドシートって高いんだね』

しっぽ『長く使うしね』


今までずっと目を背けてきた子ども用品売り場。


まさおと2人で見て回る日がくるなんて。


楽しい。


まさおがうれしそうで、私もうれしい。



私のせいで、また2人で傷付きませんように。



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