──暮らしの中で出会った一瞬を、三十一音に── 日々の暮らしに生まれる心の動きを綴る歌日記です。風景と 人とこころを まなこにて 未来へ残す 歌日記かな
モルックの二度目のコート母と子で並んで写る笑顔のピース
風澄みて夜空にひらく大輪の轟音(ごうおん)までも腹に響きぬ
澄む空に夏の名残を手放して袖を伸ばせば秋をまとうか
夜明け前澄み渡る空細き月冷たき空気深く吸い込む
日が沈みオレンジの空鉄塔の影に魅せられ何度も見やる
ととのいて広がりゆくは静寂(しじま)かな朝まで深く夢に揺られむ
複雑に絡まる線をたどりゆく見極めながらあきらめもせず
何もなく広がる余白あるゆえに心は深く息吹き返す
ゆるやかにピンクに染まるローゼル茶昨日見た空夕焼けに似て
陽は沈み空に残りし彩りにこころときめく恋心かな
音という波に乗りゆくこの思い世界へ届く光線(ビーム)となりて