物事を難しくさせたり、人の生命力を奪うものの中でもかなり強力な力を持っているのが、
深刻思考です。
ネガティヴ思考の仲間ですが、
圧倒的な力を持つ、この深刻思考。
なんでも、深刻思考にハマると世界は絶望的に見えて来ます。
例えば、モテないという事実があるとします。
ほとんどの人はモテないことを知っていれば、
深刻思考にはなりませんから、
まあ、普通の状態ですよねー
って、流す人もいれば、
どうして、おれはモテないんだ！
と、深刻思考に入る人もいるでしょう。
ほとんどの人はモテないことを知ってると、
深刻思考で悩んでいる人は同じモテない人間が見ても、滑稽に見えるでしょう。
日本人が失敗することが苦手なのも、
この深刻思考に起因している気がします。
失敗を深刻に考えてしまうから。
というより、そういう風に仕込まれますからね。
教育で。
ほとんどの人はモテない
ってことがわかっていれば告白しても成功率が高くないことは知ってます。
フラれて嬉しくないし、悲しくて泣いても良いのですが、翌日には次の好きな人を探すちゃっかり者もいれば、深刻に絶望する人もいるでしょう。
深刻思考マジきつい。
ってことになりますが、日本人の教育には深刻思考がデフォルトでインストールされてます。初めからそれを疑えたり、途中で気づいたりして抜け出した人はいいですが、
ほとんどの人は深刻思考が仕込まれてる。
だから、深刻思考なのはある種普通で、
何かうまくいかないとことがあると、
ひどく傷ついたり、落ち込んだらしてしまうのは、
自然な流れと言ってもいいでしょう。
一方で、こんなに役に立たなくて、
ひたすら、人を不幸な気分にさせる思考は、
いらなくねーか？ってことにも気づく必要があって。
すごく恵まれた環境で絶望してる人もいて、
客観的的に見て厳しく見える状況であっけらかんとしてる人が同時に存在します。
あっけらかん側は、周りが同情する様に
案外傷ついていなくて、
周りが嫉妬する様なあの人は実は絶望してた。
というヘンテコな事実が実際に存在していると思うのです。
僕は学校教育どころか、生まれ育った家が深刻思考の温床みたいな環境だったので、強く強く洗脳される如く、深刻思考をベースとして生きて来ました。
だから、深刻思考の恐ろしさをよく知っています。
そして、深刻思考の意味のなさもよく知っています。物事を深刻にするだけで、なんの視点も深くさせないことを。
これほど本人にとって役に立たないどころか、マイナスに働く思考はないのではないか？と思っています。
これだけ深刻思考が浸透している裏には、
他人には深刻になってもらった方が、
得をする人がいるからですよね。
深刻になってくれた方が
商売しやすかったり、
教育しやすかったり、
雇う上でコントロールしやすかったり。
だから、意図的にこっそりと深刻思考から抜け出す必要があります。そう、こっそりと。
コントロールしたがる人は、
こっちが深刻っぽくなってるのを求めますから。
こっそりとアンインストールして、
深刻思考をやめてた。
って位がちょうど良いのです。
そして、その深刻思考を和らげる、減少させる方法で効果的なのは、遊び思考にある様に思ってます。
また、本当に遊びの力はバカに出来ないです。
一つ一つの出来事を合気道の様に、
遊びに変換していく。
この小さな行為の繰り返しが、
深刻思考を和らげます。
今、この時間をどう遊べるか？
と、自分に問いかけるだけ。
思い浮かばなくてもオッケー。
遊んできてないのに、いきなり遊びは思い浮かばないです。
自動販売機でジュースを買う
という、お金入れて、無意識にボタンを押して、拾う。
という行為も遊びに変える。
ボタンの押し方を変えてみる。小指で押してみるとかね。なんか、痛いな。とか。
マジでしょーもないですけど、
こういうことを繰り返さないと、
脳の神経回路が開通しません。
いきなり自分自身がすごく楽しめる遊びを思い浮かばせようとすると、途端にやる気がなくなります。人は、難しいことをすることにストレスを感じますから。
大切なのは、遊び、遊び、遊び、を繰り返していくことで、あれ？いろんなことは、
遊びに変換できる＝たいしたことではない
という感覚が、失敗を失敗と思わせないゆるさ、軽さを生み出します。
だって、スーパーマリオでいくら失敗しても、
ゲームオーバーになったとしても、
やべー、マリオが、、、
とはならないはず。
それは、遊びだから。
だと、わかってるからです。
現実世界はリアルなものが動いているので、
テレビ画面で、巻き起こってることとは、
違うぜということも事実ですが、
ほとんどのことは実はどうでもいいこと
だったりすることも事実です。
深刻思考はあらゆるものを重く苦しいものに変えてしまいます。
だから、遊び思考でゆるめていく。
一日ほんの少しだけ遊び思考を取り入れる。
そうすると、冒頭のモテないという事実も、
少し面白い事実になって来て、
その、モテないっていう個性でどうやるか？
っていう遊びになりますよね。
深刻になる必要はないですよね。
まあ、遊びだから、いつか上手く行くでしょうと。