『学び合い』×教育哲学×・・・ ALL東日本教育フェスタ (long) | Youth Worker見習いラフ(´・д・)のブログ

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若者の選択肢を拡げていくために、「既卒者カフェ」のこと,無認可中高一貫校の構想のこと,社会問題のことについて書いていきます。

さてさて、いつもは掃除をしてサッカーを見るという習慣がある土日、今週は「ALL東日本教育フェスタ」なるものに参加して来ました。
http://edufes-east.jimdo.com/ 『教育フェスタとは、教育に関心のある人たちが集い、語り合い、学び合う宿泊型のイベントです。』




元々このようなイベントは凄く苦手で、「(;´∀`)・・・」←このような顔で千葉県は鴨川シーワールドのある鴨川青年自然の家?に向かいました。
アクアラインを通り、どこに行くのか不安になるくらいの山道を通り、着きましたよ。


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参加人数は、運営スタッフ合わせて60名程。
大体が教員志望の学生かなーと。


スケジュールはこんな感じ。↓
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【1日目】
13:00 開会、自己紹介、他


14:00 基調講演①苫野一徳さん


15:00 基調講演②西川純さん


16:00 対談(上記二人)


17:30 夕飯とか


19:30 分科会≪学校教育(『学び合い』)、民間教育(自然学校)、オルタナティブ教育≫


21:15 若者のジレンマ


22:30 OST(ってなんだっけ…)


※※※

【2日目】

9:00  ふりかえり


12:00 終了

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はい。内容いきますよー。(ゲストの言い分と相違があると思います。)


◆【自己紹介】
所属がないので、何を紹介しようか迷いました(;´∀`)
なので『オルタナティブスクールを作ることに興味があります。』と。
この時点で反応はいまいち。
インターンのことも言えば良かった。。


◆【教育哲学者:苫野一徳さん】
「日本のジレンマ」に出演。著書「どのような教育が「よい」教育か」等
http://ittokutomano.blogspot.jp/p/about.html#!/p/about.html


話を伺うのは初めて。でも教育界では有名なようでした。
正直、『教育哲学?ふ~ん。。』と思っていましたが、良い意味で覆りました。


・教育の難しさ:多くの人が自分の経験で語ることで、「床屋政談(?)」になってしまう。
・教育の本質性と正当性。(教育とは何か。よい教育とは何か。)
・「性善説か性悪説か」、という話はナンセンス。→「善になるためには何が必要か」と、問いを変える必要(?)がある。
・あえて経験から語る、「便所飯のパイオニア」等。
・「絶対の心理なんてない」だが、、、→欲望相関説(?)
・みんなが納得できる欲望である、「自由」、「自分が生きたいように生きたい」
 →「自由の相互承認」ルールにしよう


(なにやら難しくなってきました。上記のことは、深くは理解できていません。)


◆【『学び合い』発案者(?)西川純さん】
『誰一人見捨てない』教育を追求し『学び合い』にたどり着く。
http://jun24kawa.jimdo.com/


・定時制高校にて、オール1の生徒を見続ける。
・ガムの話(これ、凄く興味深かった。でも、自分にはマネできない。)

・教師に必要なこと


(ちょっと説明するには理解が足りないので割愛。詳しくは西川先生のHPへ。今の学校教育の中では、凄く興味深いモノです。)


◆【分科会:オルタナティブ教育(最近いつもブログに出てくる古山さん)】
(ちょっと駆け足の説明だったように思えました。)


・なぜオルタナティブ教育に興味を持ったか→学校が嫌いだった
・学校教育で、ハッとしたときに聞いていない、という現象が起こる理由
・不登校の子供を世話するようになって、そもそも「関心を持つ」とは何か等を考えるようになった。
・義務教育の歴史は意外と浅い。


・諸々のオルタナティブスクール(ダルトン・プラン、イエナ・プラン、フレネ教育、モンテッソーリ教育、シュタイナー教育、クリシュナムルティ、 レッジョ・エミリア、ホームスクール、サマーヒル、サドベリースクール)

・「社会が何を求めているか」から始まる教育と「人間はどうなっているのか」「子供はどのように発達するか」から始まる教育
・「対話」を重視する、試験をしない、感覚を重視する、比較しない、等の話。


◆【若者のジレンマ】
①「自信」について
②「いじめ」について


(ちょっと言葉の定義の話ばかりでメモを取っていませんでした。)
個人的にはいじめの原因のひとつとして、「減点法」があるんじゃないか、と思っています。


◆【OST(オープン…?)】(『学び合い』より良い教育(?))

ここでは5、6人で『学び合い』のメリット、デメリットを挙げて、なんちゃらかんちゃらしていました。
帰結はせず。

つまり、『学び合い』は中々いいものなんじゃないか、というのが個人的な感想。
そして、実際に現場を見に行くことが大事。


ラーニングピラミッドの話は興味深かった。
・講義形式だと全体の5%が理解できる。
・体験だと50%。
・教える方式(つまり『学び合い』のような形式)だと90%が理解できる。

というデータがある。(『学び合い』の有効性を裏付けるもの)


≪僕が少し話したこと≫
・デンマークでは13、4歳までペーパーテストが禁止されている
・オランダの自分の適正を発見できる教育システム
・ヨーロッパの大学(高等教育期間?)入学平均年齢が26、7歳
・日本教育最大の問題は、上から何人を取る「入試制度」(センター試験)だと思う。

(以前のブログの答えになってたり、)


こんな感じです。


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感想は、たくさん。


◆苫野さんの話では、自分の中に教育のルールとうか哲学というか、そういうものが必要だと思った。
(例えば、「なぜ学ぶのか」に対する自分なりの答え)


◆西川さんの話では、『学び合い』の凄さ。考えの深さを知った。
(『多様な人間のと折り合いを付けて自分の課題を解決する。』、『人の力を借りる能力、というのは凄く有効』等)


→この時点では、少しの疑問がありました。

・中3や高3、受験期では『学び合い』は成立しないのではないか。
・既存の学校教育の中での苦肉の策(結局カリキュラム通り。)ではないのか。


◆古山さんの話では、さらにオルタナティブ教育への理解が深まった。
たくさんありすぎて、全てを網羅できない焦りも。


◆若者のジレンマ:ちょっと問いの立て方が微妙だったかな?


◆OST:中々面白い話ができた。『学び合い』の現場、興味深い。特に中3の受験期を見てみたい。


千葉で『学び合い』を実践されている井上創先生の話では、中3でも『学び合い』はやっているし、不満は少ない。という経験を教えてくれました。


ん~、とりあえずこんな感じですかねえ。
2日目はまた後日(;´∀`)・・



結果として、やはり学校外に無認可の中学校(中高一貫校)を作ることが必要、という想いが強くなりました。

(2日目に書いたもの)↓


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